買い物に行く途中で立ち寄った公園で、河津桜が満開でした。
まだ肌寒さの残る初春でしたが、濃いピンクが視界いっぱいに広がっていて、春の訪れをひと足早く感じました。
その日の夜は、そんな気分のまま、食卓にも少し春らしさを取り入れてみたくなりました。
選んだのは、淡いピンクが印象的なロゼワインです。
料理も少しだけ色を意識して、春の空気をそのまま持ち込むような気持ちで並べてみました。

ロゼに合わせて、ピンクを意識した食卓
この日はロゼワインに合わせて、ピンクを意識した食材や料理を並べてみました。
真鯛とピンクグレープフルーツのカルパッチョ、ローストポークにミックスベリーのソース、エビとポテトのオーロラソース、新玉ねぎにヒマラヤ岩塩。
思っていたほどきれいにまとまったわけではありませんでしたが、味にはとても満足でした。
どれもちゃんと美味しくて、家で楽しむごはんとしては十分だったと思います。
完璧に映える食卓ではなくても、そのときの季節や気分を素直にのせた食事には、ちゃんとよさがあります。
河津桜を見たあとの余韻が、そのまま食卓につながったような夜でした。

クラレンドル・ロゼを手に取った理由
今回飲んだのは、クラレンドル・ロゼです。
もともとクラレンドル・ブランがとても好きで、私の中では白ワインでいちばん印象に残っている一本でもあります。(以前飲んだときの感想は、こちらの記事に書いています。)
だからこそ、同じところが手がけているロゼもずっと気になっていました。
手に取った理由は味への期待だけではなく、見た目にも惹かれたからです。
透明感のあるラベル越しにワインのピンク色がきれいに見えて、それだけでも春らしい気分になります。ラベル自体にも上品さがあり、食卓に置くだけで少し特別な雰囲気が出るのもよかったです。
こういう一本を見ると、ただ飲むだけでなく、そのボトルがある風景まで想像したくなります。
家で飲みながら、フランスの春や初夏に、ピクニックで開けたら素敵だろうなと思いました。

クラレンドル・ロゼを飲んだ感想
実際に飲んでみると、クラレンドル・ブランを初めて飲んだときのような華やかさや感動まではありませんでした。
ただ、その分クセが少なく、とても飲みやすかったです。
構えずに楽しめるやわらかさがあり、いろいろな食事に合わせやすい印象でした。
白ワインほど軽すぎず、赤ワインほど重すぎない。
ロゼはよく「白と赤のあいだ」のように言われますが、実際にはその曖昧さが魅力なのかもしれないと思います。軽やかさもありながら、ほんのり果実感もあって、食卓の中にすっとなじんでくれる感じがありました。
しっかり個性を楽しむというより、食事に自然になじむロゼを探している人には合いやすいと思います。
ブランほどの強い印象はなくても、気負わず手に取りやすい。クラレンドル・ロゼは、そんな汎用性のある一本でした。
ロゼワインはなぜ春に飲みたくなるのか
ロゼワインは、本来なら春だけのものではありません。
ヨーロッパでは季節を問わず、もっと日常的に楽しまれているイメージがあります。白でも赤でもないからこそ、気軽に選びやすく、食事にも合わせやすい存在として親しまれているのかもしれません。
一方で、日本ではロゼはまだ少し特別な存在に感じます。
白や赤ほど定番ではなく、お店でもそこまで多く見かける印象はありません。それでも、ロゼのピンクを見ると、なぜか春に手を伸ばしたくなります。
たぶん、日本では食べものや飲みものにも季節感を重ねて楽しむことが多いからだと思います。
ロゼの色は桜のピンクと重なりやすく、濃いピンクから淡いピンクまで表情があるところも、春を連想しやすい理由なのかもしれません。
通年で飲めるワインなのに、日本ではとくに春に飲みたくなる。
その感覚は少し面白くて、でもとても自然なことのようにも思います。
まとめ|春の気分をそのまま食卓に持ち込めるロゼでした
クラレンドル・ブランほどの強い感動はなかったものの、クラレンドル・ロゼはとても飲みやすく、さまざまな食卓に合わせやすい一本でした。
河津桜を見た日の余韻もあって、その日は少し特別な初春の休日として印象に残っています。
ロゼワインは、味だけでなく色でも季節を感じさせてくれます。
春のはじまりに、食卓へやわらかな空気を運んでくれるような存在なのだと思いました。
もう少し暖かくなったら、今度は外でサンドイッチと一緒にロゼを楽しんでみたいです。
静かに桜を眺められる場所で、春の空気ごと味わえたらきっと素敵だと思います。
※お酒は20歳になってから。適量を楽しみましょう。
