迷わず満喫!ヴェネチア観光2泊3日モデルコース|実録ルート公開



水の都・ヴェネチア。
迷路のように入り組んだ路地や、美しい運河は魅力的ですが、いざ計画を立てるとなると『2泊3日でどこまで回れる?』『離島へ行く時間は足りる?』と迷ってしまいますよね。

せっかくの旅行、地図とにらめっこして終わるのはもったいない!

この記事では、私が実際に2泊3日で歩いた「ヴェネチア観光の最適ルート」を写真とともに詳しくご紹介します。定番のサン・マルコ広場から、彩り豊かなブラーノ島まで、効率よく、でもゆったりとヴェネチアを満喫するためのヒントを詰め込みました。

この記事を読み終える頃には、あなたのヴェネチア旅行の具体的なイメージが完成しているはずです。

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実際に歩いたルートとマップ

A:Venezia Santa Lucia
B:Cà D’oro alla Vedova
C:ホテル パノラマ
D:Osteria Giardinetto
E:Artistico Bombon – Glass Factory
F:Osteria A I Fureghin
G:ラガーレ ホテル ベネチア Mギャラリー バイ ソフィテル
H:Nino & Friends
I:Ristorante Ca’ Dolfin

ムラーノ島の建物と、空と海

初めてのヴェネチア|街歩き前に知っておきたいこと

ヴェネチアは車が入れない珍しい都市で、移動は徒歩か水上バスが中心になります。
迷路のような路地が多く、目的地に向かう途中の景色や寄り道も旅の楽しみのひとつです。

観光エリアは本島だけでなく、ムラーノ島やブラーノ島など周辺の島々にも広がっているため、2泊3日ですべてを回るのは難しいのが正直なところ。
この記事では、初めてのヴェネチア旅行でも無理なく楽しめるよう、徒歩中心で島めぐりも組み込んだモデルコースを紹介しています。

ヴェネチアへのアクセス|主な出発地別の行き方

▶ ローマ・ミラノから

ローマやミラノからも、高速鉄道を利用すればヴェネチアへ直接アクセスできます。
所要時間はローマから約4時間、ミラノから約2時間半が目安です。

▶ 空港から

マルコ・ポーロ空港からは、水上バスやバスで市内へ移動できます。

▶︎フィレンツェからヴェネチアへの移動方法|電車の行き方と所要時間

フィレンツェからヴェネツィアへは、
高速鉄道フレッチャロッサ(Frecciarossa) または
イタロ(Italo) が一般的で、
所要時間は 約2時間〜2時間15分 ほど。

1日に多数の便があり、事前予約すると料金が安くなることがあります。

実際に私は 10時20分の列車に乗って、
フィレンツェSMN → ヴェネツィアS.ルチア に移動しました。

出発地到着地出発時刻到着時刻所要時間
フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
(Firenze S.M.N.)
ヴェネチア セント・ルチア駅
(Venezia S. Lucia)
10:2012:34約2時間

フィレンツェの次にヴェネチアを選んだ理由

フィレンツェの次にどの都市へ行くかは、ミラノと迷いました。
最終的にヴェネチアを選んだのは、徒歩や水上バスでの移動が中心になり、街そのものをゆっくり味わえると感じたからです。
また、日帰りではなく2泊することで、周辺の島めぐりも無理なく組み込める点も決め手になりました。

ヴェネチアの移動手段|水上バスの乗り方とチケット購入方法

ヴェネチアでの移動は、ほとんどが徒歩か水上バス(ヴァポレット)になります。
「水の都」という名前の通り、水路が街中に張り巡らされていて、水上を移動するのがとても便利です。

水上バスを利用するには、チケットを発券して改札機にかざす必要があります。
チケットは駅や停留所の発券機、有人カウンター、またはオンラインで事前に購入することも可能です。
ただしオンライン購入の場合でも、現地でチケットを発券する必要があります。

水上バスは1回券や24時間券などがあり、旅程に合わせて選べます。

チケット種類料金(€)
75分券(1回券)9.50€
24時間券25€
48時間券35€
72時間券45€
7日券65€

(※公式料金は変動する可能性があります。)

私は2日間滞在したので、48時間券を購入しました。
水上バスでの移動が便利なので、1回券ではなく滞在日数に合わせた時間の券を
購入することをおすすめします。

Suicaのようなカードを想像していたのですが、実際は紙のカードでした。
到着した日はあいにくの大雨で、濡れて破れてしまわないか少しヒヤヒヤしました。

アプリ「CheBateo」を使えば、水上バスの運行時間や経路をリアルタイムで確認できます。
アプリはイタリア語表記のみですが、駅名を入力するだけなので操作は簡単です。
マップ上で目的地を選び、現在地から最寄りの停留所を入力すると、出発時間やルートがすぐに表示されるのでとても便利でした。

フェリーや船とは違う、水上バスならではの軽やかな乗り心地も楽しく、
窓の外に広がるヴェネチアの街並みを眺めながらの移動は、まるで小さなクルーズのようでした。

水上バスの後ろから眺めた景色

実際に困ったこと・注意点

水上バスの大きな乗り場では、同じ路線でも A・B・C・D と入口が分かれていて、行き先に合った乗り場を選ばないといけません。
私はここで一度ミスをして、間違えた乗り場に入ってしまいました。

すぐに気づいて外に出て、正しい入口から入り直そうとしたのですが、今度は改札でカードが反応せず通れない状態に。
チケット売り場の方に相談すると、「少し時間を置けば再度入れますよ」と教えてもらい、数分待つと無事に通過できました。

初めてだと迷いやすいので、乗り場番号と行き先表示は事前にしっかり確認しておくと安心です。

レストラン(Cà D’oro alla Vedova)

Cà D’oro alla Vedova は、ヴェネチアの中でも昔ながらの雰囲気を残す人気のトラットリアで、地元の人にも観光客にも長く愛されているお店です。
特に“イカスミパスタ”と“ミートボール(ポルペッテ)”が名物で、ガイドブックや口コミでもよく紹介されています。

私たちはマップで見つけて訪れたのですが、実際に入ってみると日本でも知られているお店だったようです。店内には他にも日本人の方が二組いらして、少し安心しました。

B:Cà D’oro alla Vedova
📍場所はマップ内のB地点をチェック!(タップでマップへ)

注文したのは、イカスミパスタシーフードパスタ
どちらもとても美味しく、イカスミは濃厚で深みがあり、シーフードパスタは海の旨みがしっかり感じられました。

さすが海が近いヴェネチア。魚介の新鮮さがそのまま料理に生きているようで、素材の良さがしっかり伝わってきます。
海沿いの街らしい料理が楽しめるので、滞在中にぜひ味わってみてほしいお店です。

魚介パスタとイカスミ

リド島のホテルとレストラン|静かに過ごしたい人におすすめ

ヴェネチアの宿泊先にリド島を選んだ理由

ヴェネチアでの宿泊は、本島ではなくリド島(Lido) を選びました。
本島のホテルは立地が良い分、全体的に宿泊費がやや高めで、今回は予算とのバランスを考えてリド島に泊まることにしました。

リド島は、ヴェネチア本島のすぐ近くにある落ち着いたリゾート地で、
静かに過ごしたい旅行者に人気のエリアです。
観光地の喧騒から少し離れられることもあり、ホテル滞在をゆっくり楽しみたい人に向いています。

本島からリド島へのアクセス|水上バスの所要時間

本島からリド島へは、水上バスでアクセスできます。
サン・マルコ広場周辺からであれば約15〜20分ほどと意外と近く、主要観光エリアからでも無理なく移動できました。
一方で、サンタ・ルチア駅周辺から乗る場合は約35〜40分ほどかかることもあり、出発場所や路線によって所要時間は変わります。

ただし水上バスの本数は多く、乗り換えなしで行ける路線もあるため、実際の移動ではそこまで不便さは感じませんでした。

実際に泊まって感じたリド島の便利さ

実際に泊まってみると、本島からの移動も水上バスでそれほど遠く感じず、観光の拠点として不便さはほとんどありませんでした。
「島に泊まると移動が大変そう」と思っていましたが、結果的にはコストとアクセスのバランスが良い選択だったと思います。

私たちは水上バスを降りてすぐ近くのホテルを予約していたのですが、
ちょうど天気が悪かったので、この立地がとても助かりました。

リド島レストラン(Osteria Giardinetto)

📍場所はマップ内のD地点をチェック!(タップでマップへ)

悪天候の中、島内を少し歩いてレストランを探したのですが、
開いているお店がなかなか見つからず、結局ホテルのすぐ近くにあったこちらのレストランに入りました。

店員さんが温かく迎えてくれて、それだけで心までほっとしました。
カプレーゼとマグロを注文し、白ワインはスパークリングのプロセッコと、
すっきりとした味わいのシャルドネ/ピノ・グリージョをいただきました。
マグロにアボカドの組み合わせは馴染みがありましたが、
甘辛いソースの味付けが意外に合っていて、とても美味しかったのを覚えています。

カプレーゼとマグロとアボカドの料理

初めてのヴェネチアで訪れる島の選び方

ヴェネチア周辺には多くの島がありますが、今回はブラーノ島とムラーノ島を観光することにしました。
事前にいくつかの島を調べてみたところ、他の島は落ち着いた住宅地のような雰囲気が強く、観光というよりはローカル向けの印象を受けました。

今回は初めてのヴェネチア旅行だったため、限られた日程の中でも「ヴェネチアらしさ」を感じられる島を優先したいと思い、
カラフルな街並みで知られるブラーノ島と、ヴェネチアングラスで有名なムラーノ島を選びました。

初めて訪れる場合は、まずはこの2つの島を組み込むと、無理なく島めぐりを楽しめると思います。

島めぐりの回り方|実際のルートと順番

今回はリド島に宿泊していたため、移動時間を考えて**「遠い島から先に回る」ルート**を選びました。

朝にリド島を出発し、まずは距離のあるブラーノ島へ。
その後、帰り道に立ち寄りやすいムラーノ島を観光し、そのままムラーノ島に宿泊する流れにしました。

ブラーノ島とムラーノ島を同日に回る場合は、
先に遠いブラーノ島へ行き、帰り道でムラーノ島に寄るルートがおすすめです。

この順番にしたことで移動が分断されにくく、
島めぐりと観光を無理なく組み合わせることができました。

ブラーノ島観光|カラフルな街並みを楽しむ

滞在時間の目安:2〜3時間

ブラーノ島(Burano)は、
ヴェネチア本島から水上バスで約40〜45分のところにある、
カラフルな家並みが有名な小さな島です。

写真映えスポットとして知られていますが、
朝は比較的静かで、ゆっくり散策したい人にぴったりの時間帯です。

私は早起きして、8時ごろの水上バスに乗ってブラーノ島へ。
水上バスで40分ほど。
朝は曇り空でしたが、雲のあいだから少し光がのぞいていました。

ブラーノ島に着くと、朝が早いせいか観光客はほとんどおらず、
カラフルな家々のあいだで、住人同士が「ボンジョルノ」と挨拶を交わしていました。

島の路地では黒猫がゆっくりと歩いていて、
鮮やかな建物の色と相まって、その光景がまるで絵のように見えました。

ブラーノ島で見かけた黒猫

お土産屋さんとレストラン

ブラーノ島はレースで有名ですが、島内には小さなガラス工房や雑貨店も多く、手作りのガラス製品やカラフルな小物が並んでいます。

島内の建物はどれもカラフルに塗られていて、歩いているだけで楽しい気分になります。
お土産屋さんや雑貨屋さんには、可愛らしいものがたくさん並んでいました。

私はガラスのお店(Artistico Bombon – Glass Factory)で、
青色のガラスのコップを購入しました。
すべて手作りのためひとつひとつ模様や色味が異なり、
いくつかある中から店員さんが丁寧に見せてくれて、
その中で一番気に入ったものを選ばせてくれました。
購入後は、安全に持ち帰れるようにしっかりと緩衝材で包んでくれ、
包んでもらう間、店内で職人さんがガラス細工を作っている様子を眺めていました。

ガラスのお店(Artistico Bombon – Glass Factory)は
📍場所はマップ内のE地点をチェック!(タップでマップへ)

また、雑貨屋さんではヴェネチアの風景をモチーフにした
木製のパズルをお土産に購入しました。
手のひらサイズの優しい色合いで、見ているだけでも心が和みます。

ランチ(Osteria A I Fureghin)

島の中心部にある小さなトラットリアで、地元の人も訪れる落ち着いた雰囲気のお店です。

外観から素敵だなと思ったレストランがあり、入ろうとしたら
「まだ開いてないよ」と声をかけられたので、少し島を散歩してから出直しました。

マグロとサーモンのカルパッチョ、それに白くてふんわりしたタラのペーストのような料理を注文しました。
後で調べてみたら、ヴェネツィア名物の「バッカラ・マンテカート」(Baccalà mantecato)という前菜でした。
ほぐしたタラをペースト状にして四角く仕上げた料理で、口に入れるとふんわりとした食感とやさしい塩気が広がりました。
どの料理もシンプルながら素材の味がしっかりしていて、やっぱり魚が美味しい。

📍レストランの場所はマップ内のF地点をチェック!(タップでマップへ)

マグロとサーモンのカルパッチョ

ムラーノ島観光|ガラス工房と島の雰囲気

滞在時間の目安:2〜3時間

ムラーノ島(Murano)は、ヴェネツィアングラスの産地として世界的に有名な島で、島内には大小さまざまなガラス工房やショップが並んでいます。

お昼過ぎに、水上バスでムラーノ島へ。
ブラーノ島のようなカラフルさはないけれど、こちらも落ち着いた雰囲気でとても素敵でした。
島にはガラス細工のお店が並び、小さくて可愛いカップから、大きくてどう使うのかわからないような装飾品まで、見ているだけで楽しくなります。
とても繊細なガラス細工を買ってスーツケースで持って帰る勇気は、さすがになかったです。

ムラーノ島のガラス細工の灯りが綺麗な小道

ヴェネチアのレストラン|シーフードが美味しいおすすめ店

ヴェネツィアでは毎年2月頃になると、
街が「カーニバル」の華やかな空気に包まれます。
仮装した人たちが街を歩く姿は、この時期ならではの光景です。

ムラーノ島にはあまりレストランがなかったので、
本島へ戻ることにしました。

サン・マルコ広場に立ち寄ると、ちょうどカーニバルの時期で、
色鮮やかな衣装をまとった人たちが広場を歩いていて、とても賑やかでした。

ヴェネツィアのお土産|Nino & Friends のチョコレート

Nino & Friends はイタリア各地に店舗を展開する人気のお土産店で、チョコレートやトリュフを使った食品が試食できることで知られています。

私も散策の途中で立ち寄ってみたのですが、
入るとすぐに「Try this!」と声をかけられ、次々に試食をすすめてくれます。
さまざまな味のチョコレートがどれも美味しくて、結局いくつも買ってしまいました。
チョコレートのほかに、バジルペーストやトリュフ入りの調味料なども販売されていて、こちらも美味しくてつい手が伸びてしまいました。
おしゃれな店内で、見ているだけでも幸せな気分になれます。

H:Nino & Friends
📍お土産やさんの場所はマップ内のH地点をチェック!(タップでマップへ)

ディナー(Ristorante Ca’ Dolfin)

Ristorante Ca’ Dolfin は、魚介料理が人気のカジュアルなトラットリアです。

ヴェネツィア最後の夜は、やっぱりシーフードで締めたくて、
口コミで評判の良かったレストラン「Ristorante Ca’ Dolfin」へ。
とても人気のお店で、私たちが席についたあとには外で順番を待つ人の姿も見かけました。
料理はどれも新鮮で美味しく、最後の夜にふさわしい大満足のディナーになりました。

I:Ristorante Ca’ Dolfin
📍レストランの場所はマップ内のI地点をチェック!(タップでマップへ)

魚介の前菜が絶品(水を入れるコップが可愛かった)

ヴェネチアからミラノ、チューリッヒへ

ヨーロッパでは鉄道で国境を越えることが一般的で、
パスポートチェックがない区間も多く、国同士の移動がとてもスムーズです。

ヴェネツィアからチューリッヒまでは、いくつかの列車を乗り継いで約6時間の電車の旅。
行きは飛行機で入国審査がなかったことにカルチャーショックを受けましたが、
電車で国境を越えて別の国に行けることにも驚きました。

途中、ミラノ駅で乗り換えがあったので少し外に出てみたのですが、
駅というよりも美術館のような雰囲気で、とても印象的でした。

ミラノ中央駅は美術館のよう

ヴェネチア観光2泊3日まとめ|実際にかかった費用と感想

▷費用

宿泊(2泊)約17,000円
約21,000円
(2名1室)・ホテル パノラマ
・ラガーレ ホテル ベネチア
食費(2日間約16,000円(100€)朝食+ランチ+ディナー+カフェ
交通費約6,000円
約4,000円
(35€)
(24€)
水上バス
座席指定料(フィレンツェ→ヴェネチア)
     (ヴェネチア→ミラノ)
合計約45,000円概算、個人差あり

▷感想

ヴェネツィアを観光する日程を決めるとき、
1泊2日にするか、2泊3日にするか迷いました。

いろいろ調べてみて、ヴェネツィア本島に加えてブラーノ島やムラーノ島も楽しみたかったので、2泊することに。
結果的に、2泊にして本当に正解でした。

徒歩での移動が多く、階段や細い路地も多いので、想像以上に歩きます。
島々をゆっくり巡りたいなら、最低でも2泊はあると十分に楽しめると思います。

イタリア編はこれにておしまい。🇮🇹✨


✈️ イタリア旅シリーズはこちら

👉ローマ編はこちら
主要な観光地やアペリティーボを楽しんだバーなどを紹介しています。

👉フィレンツェ編はこちら
世界最古の薬局や街歩き、お土産やさんなどを紹介しています。

👉イタリア旅行の持ち物まとめはこちら
リュックだけで4泊5日を快適に過ごした持ち物リストを紹介しています。必要なもの・不要だったものをまとめたので、旅の準備に役立ててください。

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《この記事を書いている人》
 Kana

青い光の中で一眼レフを構えている人