ローマ観光を1泊2日で楽しむとなると、「見どころが多すぎて、どこを優先すればいい?」「移動に時間を取られすぎない?」と迷う人も多いと思います。
この記事では、限られた日程の中、2025年2月に実際に私がローマを歩いて検証した「初めてでも1泊2日で回れたモデルコース」を公開します。
コロッセオやトレビの泉などの定番スポットに加え、歩いてみて感じた距離感や、失敗から学んだことを紹介しています。短い滞在でもローマらしさをしっかり味わいたい方の参考になればうれしいです。
初めてのローマを巡った記録を地図でまとめました。
ローマ観光は何泊必要?実際に行ってわかったこと
ローマは見どころが多く、「何泊すればいいの?」と迷う人も多いと思います。 私は今回1泊2日(朝から翌昼前まで)で訪れましたが、スケジュールを組む前に泊数の目安を知っておくと計画が立てやすくなります。
1泊2日|主要スポットをぎゅっと凝縮
コロッセオ・トレビの泉・スペイン広場など、ローマを代表するスポットは1泊2日でも回ることができます。ただし、1日の歩数が3万歩を超えるようなハードスケジュールになることは覚悟しておいてください。
フォロ・ロマーノやバチカンは時間的に難しく、今回は泣く泣く断念しました。「まずはローマの雰囲気を味わいたい」「乗り継ぎや旅程の都合でどうしても短くなる」という方向けです。
2泊3日|バチカンやフォロ・ロマーノも行きたい人に
バチカンはサン・ピエトロ大聖堂だけでなく、バチカン美術館やシスティーナ礼拝堂まで見ると2〜3時間以上かかります。フォロ・ロマーノもコロッセオとセットでじっくり見たい場所なので、これらを含めるなら2泊3日は欲しいところ。
個人的には、ローマを初めて訪れる方には2泊3日をおすすめします。
3泊4日|ゆっくり楽しみたい人・体力に自信がない人
ローマの旧市街は石畳が多く、坂道もあります。観光スポット間の距離も思った以上にあるので、歩くことへの覚悟は必要です。
余裕を持って街歩きを楽しみたい方、カフェやジェラートに立ち寄りながら気ままに過ごしたい方は3泊4日も十分ありだと思います。
| 泊数 | こんな人に |
|---|---|
| 1泊2日 | 主要スポットだけ押さえたい・旅程上短くなる |
| 2泊3日 | バチカン・フォロ・ロマーノも行きたい(おすすめ) |
| 3泊4日 | ゆっくり派・体力的に余裕を持ちたい |
ローマ空港から市内への行き方
ローマ(フィウミチーノ空港)から市内への主な移動手段
ローマの玄関口 フィウミチーノ空港(FCO) から市内へは、主に2つの交通手段があります。
| 移動手段 | 料金 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| レオナルド・エクスプレス | 14ユーロ(約2,200円) | 約32分 | テルミニ駅へ最速。(ユーレイルパス範囲外) |
| 地方鉄道(FL1線) | 0€(ユーレイルパス利用) | 約30分 | 追加料金なし。Ostiense駅着。節約派に! |
| シャトルバス | 6〜8€(約950〜1,260円) | 約1時間 | とにかく安く移動したい人向け |
※日本円換算は、旅行当時の2025年2月のレート(1ユーロ=158円)で計算しています。
空港から駅へ
空港の到着ロビーを出ると、「Train」や「Railway Station」という案内表示が続いているので、その通りに進むと Roma Airport Fiumicino駅(フィウミチーノ空港駅) に到着します。
【節約術】ユーレイルパスなら空港〜市内が「追加料金なし」!
今回はユーレイルパス(ヨーロッパの鉄道周遊パス)使っていたため、そのまま地方鉄道に乗ってローマ中心部へ向かいました。追加料金がかからないのが便利でした。
移動 初めてのイタリア鉄道
イタリア鉄道のチケットの見方、駅の掲示板の確認方法、改札の通り方、車内の様子までまとめています。
Roma Airport Fiumicino(ローマ空港駅)からA:Roma Ostiense(ローマ中心地近くの駅)という駅まではユーレイロパスの範囲内で30分ほどでした。
有名なテルミニ駅ではなくOstiense駅に着きますが、ここからコロッセオまでは徒歩30分ほど。街並みを楽しみながら観光をスタートできるので、ユーレイルパス利用者には一押しのルートです!
ローマ観光1日目|街歩きで巡る教会とおすすめランチ
ローマ中心部の基本情報
ローマ旧市街は、歴史ある建物や教会が集まる観光の中心エリア。テルミニ駅周辺から徒歩で回りやすく、コロッセオ・フォロロマーノ・パンテオンなど主要スポットが比較的近い距離にまとまっています。
石畳が多く、車よりも徒歩が便利。細い路地や小さな広場が続くので、街歩きが好きな人にはぴったりのエリアです。
観光客が多い場所は治安も比較的よいですが、スリはいる可能性があるためバッグは前に・チャックは必ず閉めるなどの対策は必要です。
今回は、Roma Ostiense駅から市内へ向かいながら街歩きをスタートしました。駅周辺はローカル感があり、観光地とはまた違うリアルなローマの雰囲気が味わえます。
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂へ
ローマ最古級の教会のひとつとされ、金色のモザイク装飾の美しさで知られている聖堂です。入場は無料。
中に入ると、金色に輝くモザイクと重厚感のある天井が目に飛び込み、外のにぎやかな街並みとは一転して、静かで落ち着いた空気に包まれました。建築や宗教に詳しくなくても、見上げるだけで圧倒される空間です。観光地ではありますが、どこか生活の中に溶け込んでいるような雰囲気があり、「信仰の場」として今も大切に使われていることが伝わってきます。
華やかな名所巡りの合間に、少し足を止めて静かな時間を過ごしたいときに、ぜひ立ち寄ってほしい聖堂です。

ローマで食べたレストランTonnarello | Pagliaのレビュー
今回のランチは Tonnarello | Paglia というレストランに行きました。トラステヴェレ地区にある人気店で、観光客だけでなく地元の方にも愛されているお店です。
訪れる前に Google マップの口コミを確認したところ、レビュー数が非常に多く、評価も高かったためこのお店を選びました。
注文したのはカルボナーラ。麺は太めでコシがあり、しっかりした食べ応えがあります。ただ、使用されているベーコンは脂が多めで、全体的にかなりヘビー寄りのカルボナーラという印象でした。
お腹が空いていたのでついブルスケッタまで頼んでしまいましたが、カルボナーラが思った以上に重くて 「頼みすぎた…」 と後から気づきました。

ローマ観光の定番スポット|初めてのコロッセオ体験
コロッセオへ向かう道中、真実の口を通りかかるとたくさんの観光客が並んでいたので、チラッと見てそのまま通り過ぎました。
レストラン(B:Tonnarello | Paglia)ーC:コロッセオ間は徒歩で30分ほど。
小雨にもかかわらず、コロッセオの前には長い行列ができていました。天気を問わず観光客が絶えない、まさに世界屈指の人気スポットだと実感した瞬間です。入場チケットは当日購入がかなり難しいので、オンラインでの事前予約がおすすめです。
何日前から予約できるのか、「予約のリアル」と「現場のトラップ」について自身の体験と失敗から解説しています。
スペイン広場
スペイン広場は、映画『ローマの休日』で有名になったローマを代表する観光スポット。正式名称は「Trinità dei Monti(トリニタ・デイ・モンティ教会)」へ続く階段で、「スペイン階段」 の愛称で親しまれています。
広場にはブランドショップやカフェが立ち並び、ショッピングエリアとしても人気です。広場中央にあるバロック様式の「舟の噴水(Fontana della Barcaccia)」も見どころのひとつ。
観光客が多いため階段には警備員がいて、階段に座ると注意されます。
(2019年から座る行為が禁止になっています。)
階段を上まで登ると、トリニタ・デイ・モンティ教会があり、ローマの街を見渡せるスポットが広がります。私が訪れたときは雨上がりで空はどんよりしていましたが、晴れていればさらに美しい景色が楽しめると思います。

ジェラート(La Strega Nocciola)
スペイン広場やトレビの泉の周辺には、歩いてすぐの距離にたくさんのジェラート屋さんがあります。ローマはジェラート文化が根づいている街で、観光地の周辺にも有名店から観光客向けのチェーンまでさまざまなお店があります。
私は事前に 「美味しいジェラート屋さんの見分け方」 を調べていたので、近くのお店をいくつか見てまわってから、La Strega Nocciola(ラ・ストレーガ・ノッチョーラ) を選びました。
見た目だけで選ぶと失敗することも。本格派の店を見分けるポイントと、ローマで実際に行ったお店を紹介しています。

ローマの夜を楽しむ|本場のアペリティーボ体験
ランチが重すぎて夕食をしっかり食べられそうになかったこともあり、この日はアペリティーボスタイルで軽く飲むことにしました。

たまたま雨足が強まってきたタイミングで、近くにおしゃれなバーを見つけたので入ってみることに。F:Antica Enoteca Ristorante – Wine Bar という名前のお店です。
18時半ごろ、予約なしで訪れました。入店すると、まず最初に「ディナーですか?ドリンクですか?」と丁寧に確認されました。手前のカウンターや、樽をテーブル代わりにした席はドリンク中心の客が多く、奥のテーブル席は食事メインの客が案内されているようでした。店内は落ち着いた照明に、歴史あるインテリアが並び、ローマらしい雰囲気を感じられるとても素敵な空間でした。
アペロールスプリッツァー4杯とチーズ盛り合わせ、コペルト込みで61.50ユーロ。チップを1割ほど乗せて支払い総額は67.65ユーロ(10,938円)でした。しばらくすると次々と他の組が入ってきて、すぐに賑わい始めました。

トレビの泉の早朝観光|人混みを避けて楽しむ方法
トレビの泉(Fontana di Trevi)は、ローマで最も人気のある観光スポットのひとつ。「泉に背を向けてコインを投げると、ローマに再び戻って来られる」 という言い伝えがあることでも知られています。
ただ、日中や夕方はとにかく人であふれていて、写真を撮るのもやっと…という混雑ぶり。私も前日の夕方にスペイン広場へ向かう途中で立ち寄ったのですが、驚くほどの人混みで近づくことすら難しいほどでした。
そこで次の日の朝、思い切って 8時ごろに早起きして再訪問。朝は観光客がほとんどおらず、「自分とトレビの泉だけ」 のような贅沢な写真が撮れました。ローマのトレビの泉をゆっくり楽しみたいなら、朝8時前後の訪問が一番おすすめです。

ローマ観光2日目|地元のバール体験
イタリアの朝は、カフェ兼バーとして親しまれる 「バール(Bar)」 から始まります。地元の人は、出勤前にサッと立ち寄って 甘いパン(コルネット)とエスプレッソ を取るのが定番の朝ごはん。“行きつけのバール” が決まっている人も多く、まさに地元の人の生活に根づいた文化です。
トレビの泉周辺でも、朝早くから営業しているバールをいくつか見かけました。
その中で I:Bar San Marcello の前を通ったとき、地元の方たちが仕事前にコーヒーを飲んでいる姿が目に入り、雰囲気に惹かれて入ってみることに。
朝8時すぎ、Via San Marcello沿いのBar San Marcelloへ。立ち飲みスタイルで、カプチーノ(1杯1.40ユーロ)とピスタチオクリーム入りのパスティッチェリア(1個1.10ユーロ)を2人分注文し、合計5ユーロ(803円)でした。
イタリアのバールでは、座って飲むよりも立ち飲み(バンコ)スタイルの方が料金が安いのが一般的。立ち飲みはイタリアらしい雰囲気も味わえて、気軽に利用できるのでおすすめです。

クロワッサンはかなり甘めでしたが、カプチーノとの相性が抜群。甘いペストリーとミルク入りのコーヒーを合わせるのは、イタリアでは定番の朝食スタイルでもあります。ミルクの泡はきめ細かく、エスプレッソは苦すぎず、後味もすっきり。カップには店名入りのロゴが入っていて、朝から地元客で賑わうカウンターでも一杯一杯丁寧に淹れられている様子が伝わってきました。
テルミニ駅へ向かう前に|サンタ・マリア・マッジョーレ教会
バールを出たあと、テルミニ駅へ向かう道中はまだ時間に余裕があったので、サンタ・マリア・マッジョーレ教会にも立ち寄りました。ドームの天井まで精巧に描かれた絵画に圧倒され、トラステヴェレの聖堂とはまた違う迫力で、どちらも甲乙つけがたい体験でした。移動の合間に少し立ち寄るだけでも十分見応えがあるので、テルミニ駅を利用する方はルートに組み込みやすいと思います。
ローマ観光1泊2日まとめ|実際にかかった費用
今回のローマ旅では、歴史的な街並みを歩き、美味しい食事やカフェ文化を味わいながら、ローマらしさをたっぷり感じることができました。
移動・宿泊・食費など、1泊2日で実際にかかった費用は以下の通りです。
費用
ローマ1泊2日の費用まとめ(1人あたり)
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 航空券(チューリッヒ→ローマ片道) | 約24,000円 | シーズン・航空会社によって変動 |
| 宿泊(1泊あたり) | 約12,000円 | ホテル名:Hotel Hiberia |
| 食費 | 約10,000円 | 朝食+ランチ+ディナー+カフェ |
| コロッセオ入場料 | 約3,600円 | 屋根裏部屋・フォロ・ロマーノ込み |
| 交通費 | 0円 | ユーレイルパスに含まれる |
| 合計 | 約50,000円 | 概算、個人差あり |
※日本円換算は、旅行当時の2025年2月のレート(1ユーロ=158円)で計算しています。
※都市間移動にはユーレイルパスを利用しており、列車代は表の交通費に含めていません。
宿泊したHotel Hiberiaについては、他の都市で泊まったホテルと合わせて別記事でまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
ホテル イタリア周遊ホテル4選
ヴェネチア・ローマ・フィレンツェで実際に泊まったホテルを、眺望・立地・向いている旅行スタイル別に紹介しています。
まとめ
ローマは今回が初めてでしたが、コロッセオやトレビの泉といった定番スポットはもちろん、トラステヴェレとマッジョーレ、2つの聖堂の雰囲気の違いや、地元のバールで飲んだ一杯のカプチーノまで、短い滞在でも「ローマらしさ」をしっかり味わえた1泊2日でした。
ランチを頼みすぎたり、お土産を見送ったりと読みが甘い場面もありましたが、それも含めて実際に歩いたからこそ分かった発見だったと思います。
私の旅の記録が、これからローマを訪れる方の参考になれば嬉しいです。次に訪れるときは、今回時間の都合で断念したフォロ・ロマーノや、もう一度飲みたいBar San Marcelloのカプチーノを目当てに再訪したいと思います。
まとめ イタリア4泊5日完全ガイド
ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアを実際に周遊した経験をもとに、4泊5日のイタリア旅行に必要な情報をまとめました。