イタリア旅行は、都市ごとに宿泊費や食費、交通費がかなり変わるので、予算を立てるのが意外と難しいと感じました。
特にローマ・フィレンツェ・ヴェネチアのように複数都市を回る場合は、総額だけでなく、どこでどのくらいお金がかかるのかを知っておくと計画しやすくなります。
この記事では、ローマ・フィレンツェ・ヴェネチアを回った4泊5日のイタリア旅行について、実際にかかった費用を都市別にまとめました。
宿泊費、食費、交通費、観光費の内訳に加えて、カード払いと現金事情についても紹介します。
なお、今回はスイスからイタリアへ移動した旅程だったため、日本発の旅行費用とは少し条件が異なります。
そのため、航空券込みの一般的な総額目安というより、現地費用の実例として読んでいただければと思います。
イタリア4泊5日の現地費用はどれくらい?
| 項目 | 1人あたりの費用 |
|---|---|
| 宿泊費 | 約42,500円 |
| 食費 | 約36,000円 |
| 入場料 | 約9,900円 |
| 交通費 | 約12,000円 |
| 合計 | 約100,400円 |
※宿泊費は2名1室の料金を1人あたりに換算しています。
※食費・入場料・交通費は1人あたりの概算です。
※金額は旅行時点のレート(1ユーロ=158円)をもとにした概算で、利用内容によって変動します。
航空券を除いた現地費用は、1人あたり約10万円が目安でした。
今回の都市間移動にはユーレイルパスを使っていたため、交通費は通常の切符をその都度購入した場合とは異なります。
表内の交通費には、主に座席指定料やヴェネチアでの水上バス代などを含めています。
ローマ1泊の費用まとめ
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊(1泊) | 約12,500円 | 2名1室合計 約25,000円を1人あたりに換算 |
| 食費(1日) | 約10,000円 | 朝食+ランチ+ディナー |
| コロッセオ入場料 | 約3,600円 | 屋根裏部屋・フォロ・ロマーノ込み |
| 交通費 | 0円 | ユーレイルパスに含まれる |
| 合計 | 約26,100円 | 概算、個人差あり |
※以下はすべて1人あたりの概算です。宿泊費は2名1室の料金を1人あたりに換算しています。
ローマで交通費を抑えやすかった理由
ローマでは、空港から市内へ移動したあとは、ほとんど徒歩で観光しました。
都市間移動の列車代はユーレイルパスに含まれていたため、追加で大きな交通費がかかることもありませんでした。
実際、ローマに到着して観光メインの日は3万歩ほど歩いていました。
観光地が中心部に集まっていて、短い旅の中で遠くまで行かなかったこともあり、交通費は比較的抑えやすかったです。
なお、通常の切符とユーレイルパスの違いについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

フィレンツェ1泊の費用まとめ
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊(1泊) | 約11,000円 | 2名1室合計 約22,000円を1人あたりに換算 |
| 食費(1日) | 約10,000円 | ランチ+ディナー |
| 入場料 | 約6,300円 | ジョットパス 約3,500円+アカデミア美術館 約2,800円 |
| 交通費 | 約2,000円 | 座席指定料 |
| 合計 | 約29,300円 | 概算、個人差あり |
※以下はすべて1人あたりの概算です。宿泊費は2名1室の料金を1人あたりに換算しています。
今回の旅では、フィレンツェがいちばん「観光にお金を使った」と感じた都市でした。
宿泊費は比較的抑えられた一方で、美術館や観光スポットの入場料が重なり、結果的にローマよりも費用が高くなりました。

ヴェネチア2泊の費用まとめ
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊(2泊) | 約19,000円 | 2名1室合計 約38,000円を1人あたりに換算 |
| 食費(2日間) | 約16,000円 | 朝食+ランチ+ディナー(2回ずつ) |
| 交通費 | 約10,000円 | 水上バス 約6,000円+座席指定料 約4,000円 |
| 合計 | 約45,000円 | 概算、個人差あり |
※以下はすべて1人あたりの概算です。宿泊費は2名1室の料金を1人あたりに換算しています。
ヴェネチアは交通費と立地で予算が変わりやすい
ヴェネチアは、交通費と立地によって予算が変わりやすい都市でした。
水上バスは時間制の乗り放題チケットを買えば追加費用を気にせず動きやすい一方で、ホテル代は本島に泊まるか離島に泊まるかで大きく変わります。
実際にホテルを探していたときも、価格を抑えたくて本島以外も候補に入れ、今回はリド島とムラーノ島に宿泊しました。
48時間券を使って移動していたこともあり、追加費用を気にせず動けて、遠さや不便さもほとんど感じませんでした。
ヴェネチアの水上バスについては、料金や乗り方、48時間券を使った感想を別の記事で詳しくまとめています。

お土産代について
お土産代は人によって差が大きいため、この記事の現地費用総額には含めていません。
今回はフィレンツェの世界最古の薬局で約10,000円、中央市場でピスタチオクリームを約2,000円、ヴェネチアでチョコレート、バジルペーストなどを約5,000円分購入し、合計で約17,000円ほど使いました。
イタリア旅行の支払い事情
カードはどこまで使える?現金はいくら必要?
今回のイタリア旅行では、支払いのほとんどをクレジットカードで済ませることができました。
レストランや観光地、カフェ、スーパーなどでも基本的にカードが使えたので、都市部ではかなりカード払いしやすい印象でした。
実際、ジェラート店で3ユーロほどの支払いもカードで問題なくできました。
そのため、私の場合は体感としてかなりカード中心の旅行だったと思います。
一方で、少額の買い物では現金を使った場面もありました。
たとえば、スーパーで2リットルの水を1ユーロ以下で買ったときは、現金のほうが気楽に感じてそのまま現金で支払いました。
カードが使えないというより、金額が小さいと現金のほうがスムーズに感じることもあります。
また、私が使っていた楽天Visaのタッチ決済は、たまにうまく通らないことがありました。
その場合はカードを差し込めば支払えたり、別のMastercardを使ったりして対応していました。
海外では、メインのカード1枚だけでなく、ブランドの違う予備カードも持っておくと安心です。
カード払いの際、店員さんが席まで端末を持ってきてくれるタイプの店では、画面にチップ額の選択肢が表示されることがありました。
その場の流れで少し払ったこともありましたが、私の場合はそういうケースは2回だけで、それ以外は基本的にチップを払っていません。
“コペルト(Coperto)”に注意
チップは基本的に不要なことが多い
イタリアのレストランでは、席料として「コペルト(Coperto)」が自動的に加算されることがあります。
- 1〜3ユーロほどが一般的
- パン代込みの場合が多い
- 席に座った時点でかかる料金
このため、日本のように毎回チップを上乗せする必要は基本的にないと感じました。
特別にサービスが良かったときだけ、気持ちとして少額を置く人もいるようですが、私自身はほとんど払っていません。
持って行った現金は一人あたり50ユーロ
私の場合はそれで十分でした
今回の4泊5日の旅行では、一人あたり50ユーロの現金を持って行きましたが、特に困ることはありませんでした。
大きな買い物や食事はほぼカードで支払えたので、現金は“念のため”持っておく程度で足りました。
現金を使ったのは、主に次のような場面です。
- ホテルの宿泊税
- 公衆トイレの利用料
- 個人商店での少額決済
- 水や軽食などの細かい買い物
私の旅行ではかなりカード中心で、現金は補助的な役割という感覚でした。
ただし、宿泊先やお店によっては現金のほうがスムーズなこともあるので、少額は持っておくと安心です。
スリ対策として、現金は分散して持つのがおすすめ
イタリアは観光客を狙ったスリに注意が必要と言われることが多いので、現金やカードを一か所にまとめて持つのは避けたほうが安心です。
私が意識していたのは、こんな分け方です。
- メインの財布:すぐ使う少額の現金
- セキュリティポーチ:予備の現金とサブカード
- カバンの内ポケット:緊急用の少額紙幣
こうしておくと、どれか一つにトラブルがあっても対応しやすいです。
結論|支払いはカード中心、現金は少額あると安心
今回の旅行では、支払いのほとんどをカードで済ませることができました。
都市部を観光する旅であれば、カード中心でもかなり快適に過ごしやすいと感じます。
ただし、宿泊税や公衆トイレ、少額の買い物などでは現金があると便利でした。
そのため、基本はカード、現金は少額を予備として持っておく形が使いやすいと思います。
まとめ
イタリア旅行の費用は、まとめて見ると大きく感じますが、都市ごと・項目ごとに分けてみると意外と整理しやすいと感じました。
今回の旅でも、宿泊費、食費、交通費、観光費を分けて見てみることで、どこでお金がかかりやすいのかがよく分かりました。
ローマは徒歩中心で交通費を抑えやすく、フィレンツェは観光や入場料、ヴェネチアは宿泊費や交通費が上がりやすい印象でした。
また、支払いはカード中心でかなり快適でしたが、少額の現金があると安心できる場面もありました。
これから行く方は、カードをメインにしつつ、現金も少しだけ持っておくと使いやすいと思います。
今回の記事が、イタリア旅行の予算を考えるときのひとつの実例として参考になればうれしいです。
