【機材優先】一眼レフを入れて冬のイタリアへ。17Lリュック1つで乗り切った4泊5日パッキング全記録


「冬のイタリア旅行、リュック1つで本当に足りる?」

そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では17Lのカメラリュック1つでローマ・フィレンツェ・ヴェネチアを回った体験談をまとめました。

17Lって、どれくらいのサイズ? 目安としては、機内持ち込み用のキャリーケースよりも一回り小さいサイズ感です。B5〜A4サイズのノートやタブレットが縦に収まる程度の容量、とイメージしていただくと近いかと思います。この中に、後述するカメラ機材から日用品まですべてを詰め込みました。

最初に前提をお伝えすると、私は今回スイスからの移動だったこと、そして「冬なら汗をかかないし5日間同じ服でOK」と割り切ったからこそ、この極小容量で収まっています。夏だと汗や皮脂で毎日同じ服を着回すのは現実的に厳しく、この身軽さは冬ならではの技だと思います。

日本からの長距離フライトや毎日違う服を着たい方にはそのまま真似するのは難しいかもしれませんが、「荷物を限界まで減らす工夫」や「旅の身軽さのリアル」として参考にしていただければ幸いです。

17Lリュックに詰め込んだ全装備(4泊5日分)

今回使用したのはTARION RB-02(外寸46×15×28cm、3辺合計89cm、本体重量約1.4kg)。目安としては、機内持ち込み用のキャリーケースよりも一回り小さいサイズ感です。中身を詰めた総重量は、行きが7kg程度、お土産が増えた帰りは8kg程度でした。

持ち物
貴重品・書類
パスポート
クレジットカード(メイン)
クレジットカード(予備)
現金(50ユーロ程度)
スリ対策ポーチ(腰に巻いて服の下に隠せるタイプ)
スマホ(+ストラップ)
充電ケーブル
変換プラグ(タイプC)※日本のプラグは使えません
服装
着ていく服一式
下着(日数分)
パジャマ(薄手の長袖・長ズボン)
動きやすいスニーカー
薄手アウター/ロングコート
バッグ
リュック(TARION RB-02、すぐ開けられない構造)
エコバッグ
衣類圧縮袋(無印良品 Sサイズ)
洗面・スキンケア
化粧水・乳液・日焼け止め・最低限のメイク道具
常備薬
歯ブラシ
カメラまわり
一眼レフ(Canon Kiss10、トキーナの広角レンズ、パンケーキレンズ)
カメラ用予備バッテリー
SDカード
充電器
その他
ティッシュ
着圧ソックス(メディキュット、太ももの付け根まである丈)
折り畳み傘(ワンタッチ開閉タイプ)
カメラリュックの仕切り、 一眼レフとレンズ
一眼レフの収納の仕方。

最軽量に挑む:冬のイタリアの気候と服装

2月末の気候

天気: 晴れ、曇り、雨まですべて経験
気温: 最高15度/最低8度前後(日本の2月末とほぼ同じ感覚)

実際の服装

ロングコート(厚手のウール混)
カーディガン
長袖Tシャツ
スラックス
スニーカー(adidas)

着てみてわかった反省点

日本の冬と同じ感覚で「厚手のウール混ロングコート」を着ていきましたが、歩き回ると意外と暖かく、日中は暑く感じる場面もありました。ロングコートは脱ぐと重く、リュック旅ではかさばるのが難点。

冬のイタリア旅行なら、ロングコートではなく通常丈か、もう少し薄手のアウター+脱ぎ着しやすいカーディガンで調整する方が軽快に動けたなと感じています。

衣類は圧縮袋で最小化

服を詰め込む際は、無印良品のポリエステル仕分けケース圧縮タイプ(Sサイズ)を活用しました。着ていく服以外の衣類とパジャマをまとめて圧縮することで、17Lという限られた容量でもカメラ機材の分のスペースをしっかり確保できました。

極限まで減らした上であって良かったアイテム

荷物を削ぎ落としたからこそ、そのありがたみが身に染みたアイテムがこの2つです。

着圧ソックス

機内用と思われがちですが、私は「夜履いて寝る用」として大活躍しました。使っていたのはメディキュットの、太ももの付け根までしっかり長さがあるタイプ。イタリアは石畳が多く、1日何万歩も歩きます。特にフィレンツェで「ジョットの鐘楼」の414段の階段を登りきった時は「明日の足、大丈夫かな……」と少し不安になりました。

フィレンツェの街を見渡すドゥオーモのクーポラ
414段登って見た景色。

しかし、夜に着圧ソックスを履いて寝たおかげで、翌朝には足が驚くほど軽くなり、無事に次の日も観光を継続できました。連日歩き回る旅では必須アイテムです。

折りたたみ傘

滞在中、小雨が降る日があったほか、ヴェネチアでは雨風がかなり強くなる時間帯がありました。コロッセオをはじめ屋根のない観光地も多いため、コンパクトな折りたたみ傘が1本あるだけで行動を制限されずに済みました。持っていったのはワンタッチで開閉できるタイプで、片手がふさがっている場面でもさっと開け閉めできて重宝しました。

ローマのコロッセオ内部を上から見下ろした写真
雨の中傘を差す観光客。

減らせたもの&パッキングのコツ

ドライヤー・シャンプー・ボディソープ

これらは星3つ以上のホテルであれば大体備え付けがあります。予約時にホテルの設備欄を確認しておけば、持参せず現地のもので十分乗り切れます。

ウェットティッシュ

大容量のものを準備していきましたが、手で直接食べるような食事の機会があまりありませんでした。レストランでは紙ナプキンがもらえることがほとんどなので、荷物を極限まで減らしたいなら不要(持っていくとしてもポケットサイズで十分)でした。

モバイルバッテリー

「充電が切れたらマップが見えなくなる」という不安から悩みやすいアイテムですが、私の使い方(マップ、電子チケット、タッチ決済、移動中の読書程度)では、iPhoneのバッテリーが20%を切ることはありませんでした。写真は一眼レフに任せてスマホの画面をつけっぱなしにしない運用ができれば、持っていかなくても乗り切れます。

【注意点】お土産の選び方

私が使っていたカメラリュックは、上部が紐とバックルで調節できるタイプだったため、隙間を広げて小さなお土産を数個滑り込ませることはできました。

しかし、重い小瓶(オリーブオイル等)や嵩張る箱ものは物理的に入らないため諦めることに。お土産の吟味が必要になる点は、17L旅の唯一のジレンマです。

実際にお土産を購入した店舗や観光に関する情報は、フィレンツェのモデルコース記事で紹介しています。

モデルコース フィレンツェ1泊2日コンパクトに回る観光プラン

主要スポットを無理なく回り、フィレンツェの建築や歴史、美術を楽しむプランやお土産を購入したお店を紹介しています。

まとめ:17Lで回りきるための3つのコツ

今回の4泊5日、17Lリュック1つで乗り切れたのは、次の3つが揃っていたからだと感じています。

  1. 冬だから同じ服を着回せた:汗をかかない季節ならではの割り切り
  2. 圧縮袋で衣類の体積を削った:無印良品のSサイズ圧縮袋で服とパジャマをまとめて圧縮
  3. 削っても後悔しないものを見極めた:ドライヤーやモバイルバッテリーなど、現地調達や工夫で代替できるものを事前に洗い出した

もちろん、荷物やお土産に強い制限はかかります。日数が長くなれば服の洗濯問題なども出てくるため難易度は上がりますが、移動が楽だと体力と時間に大きな余力が生まれます。

短い日程の旅行であれば、私は次も迷わず「スーツケースなし」の身軽なリュック旅を選ぶつもりです。荷物選びに迷っている方は、まず圧縮袋を使うだけでもかなり印象が変わるはずなので、ぜひ試してみてください。

これからイタリアへ行く方の、荷物選びのヒントになれば嬉しく思います!

まとめ イタリア4泊5日完全ガイド

ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアを実際に周遊した経験をもとに、4泊5日のイタリア旅行に必要な情報をまとめました。

Kana
この記事を書いた人

Kana

イタリアとスイスを中心に、旅と写真のことを綴っています。12年続けている写真と、実際に現地を旅した経験をもとに、「知っておくと安心」な旅の情報をお届けします。

このブログについて →