フィレンツェで出会ったトスカーナ白ワイン|旅の夜とアペリティーボ


フィレンツェ観光の夜、最高のディナーを楽しみたい方へ。

定番の赤も良いですが、生ハムやサラミの塩気に驚くほど合う白ワインがあるのをご存知ですか?私が現地で見つけた銘柄『プリニオ・マレンマ・トスカーナ(Plinio)』の魅力と、テラス席でのペアリング体験をまとめました。

旅の思い出を格上げする「後悔しない一杯」の選び方を、実体験ベースで分かりやすく解説します。


フィレンツェで泊まっていたホテルから外に出て、
少し食べながらワインを楽しめる場所を探していました。

イタリアでは18時から20時ごろに、
夕食の前に軽くお酒を楽しむ「アペリティーボ」の時間があります。
その影響もあって、フィレンツェではしっかり食事をしなくても、
ワインと前菜だけで過ごす人の姿を見かけました。

歩きながら何軒かお店を見て、
テラスが賑やかで楽しそうな雰囲気に惹かれて入ったのが
I Ghibellini(イ・ギベリーニ)でした。

2月でしたが夜風は意外と心地よく、
テラスでワインを楽しむのにぴったりの夜でした。

【参考】訪れたレストランや観光におすすめのモデルコースはこちら。

ワインが全くわからなかった当時の私

イタリア旅行に行った当時、
今ほどワインについての知識はなく、
ワインメニューを見ても、正直どれを選べばいいのか全くわかりませんでした。

イタリアのワインリストは、
品種名や産地名がずらっと並んでいることが多く、
ワインに詳しくないと難しく感じやすいと思います。

その中で目に留まったのが、
Toscana(トスカーナ産)と書かれていた白ワインでした。

せっかく産地の近くにいるのだから、
という理由だけで、このワインを選びました。

今思えば、旅先でワインを選ぶときに産地を基準にするのは、
知識がなくてもできる、とても自然な選び方
だったと思います。


トスカーナの白ワイン

トスカーナというと、
キャンティなどの赤ワインを思い浮かべる人が多いかもしれません。

ですが、トスカーナの中でも海に近いマレンマ地区では、
ミネラル感のある白ワインも多く造られています。
海風の影響を受けたブドウから生まれる白ワインは、
爽やかな酸味と、どこか“海を感じる”味わいが特徴です。


プリニオ・マレンマ・トスカーナとは?

私が選んだのは、こちらの白ワインでした。

プリニオ・マレンマ・トスカーナ

  • 生産者: カンティーナ・ブルーニ(Cantina Bruni)
  • ブドウ品種: ヴェルメンティーノ 85%、ヴィオニエ 15%
  • 格付け: DOCマレンマ・トスカーナ
    (DOCはイタリアの原産地呼称制度で、産地や品種、造り方が一定の基準で管理されています。)

味の特徴

  • 香りのイメージ: 桃、アプリコット、洋梨のようなフルーティーな香りに加え、白い花やハーブのニュアンスがあります。
  • 味わい: ヴェルメンティーノらしい「海を感じるミネラル感」と爽やかな酸味が特徴です。さらに、ヴィオニエがブレンドされていることで、少しトロピカルで芳醇なコクも加わっています。
  • 余韻: 長く持続するミネラル感のあるフィニッシュが魅力です。

当時は言葉にできなかった「美味しい」

一口飲んだ瞬間、
「このワイン、美味しい」と素直に思いました。

当時は、その美味しさを言葉にすることはできませんでしたが、
今振り返ってみると、
私が惹かれたのはフルーティーさとミネラル感だったのだと思います。

生ハムとサラミとの相性

このワインは、生ハムやサラミと一緒に楽しみました。

塩味や脂のある料理には、
酸味とミネラル感のある白ワインがよく合います。
口の中をさっぱりとリセットしてくれるので、
また次の一口が欲しくなります。

気づけばワインが進み、
2杯目を頼んでいました。

フィレンツェのレストランで撮影した生ハムとクロスティーニの前菜

日本で「プリニオ」を飲む方法

プリニオ・マレンマ・トスカーナは、
日本では アルコトレードのオンラインショップで購入できます。

アルコトレードはワインのインポーター(輸入元)で、
直営の実店舗は持っていないため、
確実に手に入れたい場合は公式オンラインショップや通販の利用がおすすめです。

一方で、今の私が特に気になっているのは、
エノテカで手に入るトスカーナワインです。

なかでも、プリニオと同じマレンマ産の
ジンガリ・ビアンコ
こちらもヴィオニエがブレンドされているため、
「あのとき感じた華やかさを、日本で気軽に再現できるのでは?」と、今から少しワクワクしています。

旅の思い出を「特別な1本」を取り寄せて振り返るのも素敵ですが、
近所のエノテカで、「いつものお気に入り」としてあの味に近い一本を見つけられたら、
それもまた、旅の続きを楽しむようでいいなと思います。

旅先で出会った味を日本で探してみると、
そのときの景色や空気が自然と思い出されて、
ワインがいっそう楽しく、印象に残る気がします。


まとめ|旅先で飲んだワインは、後から育つ

ワインの知識がなくても、
旅先で出会った一本の記憶は、ちゃんと残ります。

そして時間が経ってから、
「あれはこういうワインだったんだ」と
言葉を与えていくのも、ワインの楽しさのひとつだと思います。

※ワインの紹介は二十歳以上の方を対象としています。
お酒は二十歳になってから、ゆっくりとお楽しみください。

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《この記事を書いている人》
 Kana

青い光の中で一眼レフを構えている人