はじめてのカメラリュック選び|ヨーロッパ旅行で一眼レフを持ち歩くために大切なこと


カメラを持ってヨーロッパを旅したいと思ったとき、最初に悩んだのがバッグ選びでした。

一眼レフを安全に運べて、機内持ち込みもできて、スリ対策もできるリュック。条件を並べると絞り込めそうで、いざ探し始めると選択肢が多くて迷いました。

この記事では、私が実際にTARION RB-02というカメラリュックをイタリア旅行(ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア4泊5日)をはじめ2年・複数回の海外旅行で使い続けた経験をもとに、はじめてカメラリュックを買う人が最初に気にすべきポイントをまとめます。

なお、TARION 17Lは現在Amazonでの取り扱いがないようですが、選び方の考え方はそのまま参考にしていただけます。

はじめに気にすべき3つのポイント

カメラリュックをはじめて買うとき、スペック表を見ても何を基準にすればいいかわからないことが多いと思います。私が最初に重視したのは、以下の3点でした。

① スリ対策:チャックだけのバッグは避ける

購入前に、スイスに20年以上住む叔母から言われた言葉が決め手になりました。

「チャックだけですぐ開けられるタイプは避けたほうがいい」

日本で生活していると、バッグの開口部をそこまで意識することはないかもしれません。でも、ヨーロッパの観光地では人混みの中でのスリが実際に起こっています。長年現地で暮らしてきた叔母の感覚は、日本にいる自分よりずっとリアルで、素直に信頼できました。

TARIONは上部を紐で絞ったうえでバックルでも留める二重構造になっています。リュックの写真を見せたところ「こういう構造のほうが安心」と言ってもらえました。

実際にイタリアで使ってみて感じたのは、「安心しながら歩ける」という気持ちの余裕でした。防犯性そのものより、「すぐには開けられない」構造が、混雑した観光地での不安を減らしてくれました。
イタリア4泊5日で17Lのリュックに入れていった持ち物についてはこちら。

チェックポイント: バックルや紐など、チャック以外にもひと手間かかる構造があるか。

紐とバックルの二重構造のタリオンのリュック。
バックルと紐の二重構造がスリへの心理的障壁に。

② 機内持ち込みサイズ:事前に必ず確認する

カメラリュックは預け荷物にするより、機内に持ち込めるサイズのほうが安心です。カメラ機材は衝撃に弱く、預けた荷物が乱雑に扱われるリスクを避けたいからです。

多くの航空会社では3辺合計115cm以内が目安とされています(航空会社によって異なります)。TARIONの外寸は46×15×28cmで3辺合計89cm。私が利用したフライトでも問題なく持ち込めました。

チェックポイント: 購入前に、自分が利用する航空会社の手荷物規定と照らし合わせて確認する。


③ サイドアクセス:リュックを下ろさずカメラを出せるか

観光しながら撮影する旅では、カメラをすぐ取り出せるかどうかが思っていた以上に重要でした。

上蓋を開けて取り出すタイプだと、リュックを下ろして、開けて、また背負い直すという動作が毎回必要になります。「撮りたい」と思った瞬間に間に合わないことも出てきます。

TARIONはサイドにアクセスポケットがあり、背負ったままカメラを取り出せます。フィレンツェのドゥオーモ前や、ヴェネツィア運河沿いで、この機能には何度か助けられました。購入前は「なんとなくあったほうがいいかな」程度に思っていましたが、実際に使ってみてその便利さを実感しました。フィレンツェの観光については1泊2日のモデルコース、ヴェネツィアは2泊3日のモデルコースにまとめています。

チェックポイント: サイドや背面など、上蓋を開けずにカメラを取り出せる設計があるか。

リュックのサイドポケット
すぐにカメラを取り出せるサイドアクセス。

使ってわかった、あると嬉しいポイント

上の3点を満たしていれば基本的には問題ありませんが、実際に使って「これもよかった」と感じたポイントも紹介します。

雨カバー付き

ヨーロッパの天気は変わりやすく、急な雨に降られることもあります。TARIONは上部がナイロン系の撥水素材で、軽い雨なら中まで濡れることはありませんでした。ただし横殴りの強い雨では雨カバーが必要で、付属の雨カバーをかけることでしっかり対応できました。別売りで用意するより、最初から付属しているほうが荷物も減って便利です。

カメラ専用スペースの仕切り

機材同士がぶつからないよう、カメラ専用スペースが独立して仕切られている設計は安心感があります。TARIONは一眼レフ+レンズ2本を入れても小物を入れる余裕があるほどで、2年使って仕切りが少しへたってきましたが壊れた箇所はありません。

カメラリュックの仕切り、
一眼レフとレンズ
少しへたってきた仕切り。

容量について:正直なところ

TARIONは17Lで、機内持ち込みしやすいコンパクトなサイズです。イタリア4泊5日では、下着だけ替えて服は着回しで対応しました。石畳の街を身軽に動けたのは大きかったです。

ただ、正直に言うともう少し容量があってもよかったと感じる場面もありました。お土産をたくさん買いたい旅や、着替えをしっかり持ちたい場合は少し窮屈に感じるかもしれません。17Lはあくまで「荷物を絞ることを前提にしたサイズ」と思っておくと、選んでから後悔しにくいと思います。


まとめ

はじめてカメラリュックを選ぶなら、まずこの3点を確認してみてください。

  • チャック以外にバックルや紐など、二重の閉口構造があるか(スリ対策)
  • 機内持ち込みサイズに収まっているか
  • サイドや背面から、リュックを下ろさずカメラを取り出せるか

この3点を満たしたうえで、雨カバー付きかどうか、仕切りの設計はどうかを確認するとさらに安心です。

私自身、次に買い替えたときはこの条件をベースに選ぶ予定です。

カメラリュックの購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

まとめ イタリア4泊5日完全ガイド

ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアを実際に周遊した経験をもとに、4泊5日のイタリア旅行に必要な情報をまとめました。

《この記事を書いている人》
 Kana

青い光の中で一眼レフを構えている人