白ワインを開けるとき、「どんな料理が合うだろう?」と迷うことはありませんか?
爽やかでフルーティーなタイプの白ワインは、重たいソースよりも、素材の味を活かしたシンプルな料理がよく合います。
たとえば、ハーブやレモンの香り、オリーブオイルの風味、塩味のある一皿。
そうした料理はワインの果実味を引き立て、飲むたびに心地よい余韻を残してくれます。
今回は、そんな“爽やかフルーティー白ワイン”に合わせたい料理を、前菜・魚介・肉料理に分けて紹介します。
どれも作りやすく、日常の食卓を少しだけ特別にしてくれる一品ばかりです。
1章:軽めのおつまみ・前菜
素材の甘みとオリーブオイルの香ばしさが、
白ワインの果実味をより明るく見せてくれます。
週末のワインタイムにぴったりな一皿。
🌿 枝豆とチーズのオリーブオイル和え
材料(2人分)
・枝豆(正味)…150g
・クリームチーズ…80g
A
・オリーブオイル…大さじ3
・鶏ガラスープの素…小さじ1/2
・おろしにんにく(チューブ)…2cm
・塩…ひとつまみ
・粗挽き黒こしょう…適量
下ごしらえ
- 枝豆はさやから取り出す。
- クリームチーズは小さく切る。
作り方
- ボウルに枝豆とクリームチーズを入れ、Aを加える。
- 全体がなじむようによく和える。
ワインとのペアリングメモ
枝豆の塩味とオリーブオイルのコクが、ソーヴィニヨン・ブランや辛口リースリングの爽やかな酸味と相性抜群。
クリームチーズのまろやかさがワインのフルーティーさを引き立て、簡単なのに上品な一皿に。
冷たい白ワインと合わせて、夏のはじまりにぴったり。
🍅 大葉のカプレーゼ
材料(2人分)
・ミニトマト…8個
・モッツァレラチーズ…1/2個
・生ハム…適量
・塩…適量
・ブラックペッパー…適量

A
・大葉…6枚(みじん切り)
・オリーブオイル…大さじ2
・塩…ふたつまみ
・粉チーズ…大さじ1
・にんにく(すりおろし)…少々
作り方
- ミニトマトは半分に切り、大葉はみじん切りにする。
モッツァレラチーズと生ハムは一口サイズにカットする。 - ボウルにAをすべて入れ、さっと混ぜてソースを作る。
- 器にミニトマトとモッツァレラチーズを盛り、塩をふる。
- 生ハムをのせ、【2】の大葉ソースをかけ、仕上げにブラックペッパーをふる。
ワインとのペアリングメモ
大葉とオリーブオイルの香りが、ソーヴィニヨン・ブランのハーブ感と見事に調和。
トマトの酸味とチーズのまろやかさも、フルーティーな白ワインによく合います。
冷やした白をグラスに注いで、前菜にぴったりの一皿。
🦑 イカと野菜のマリネ
材料(4人分)
・するめいか(刺身用)…1杯
・赤玉ねぎまたは玉ねぎ…1個
・にんじん…1/2本
A
・粒マスタード…大さじ1.5
・顆粒コンソメ…大さじ1.5
・砂糖…大さじ2
・オリーブオイル…大さじ2
・酢…大さじ3
下ごしらえ
- 玉ねぎは薄くスライスする。
- にんじんは千切りにする。
- するめいかは胴から足を引き抜き、胴を1〜1.5cm幅の輪切りに。足はワタとくちばしを取り、3〜4等分に切る。
作り方
- 塩少々(分量外)を入れた熱湯でイカをサッとゆで、ザルに上げて水気を切る。
- すべて入れて混ぜ、下ごしらえした野菜とイカを加える。
- 冷蔵庫で1時間以上(できれば一晩)冷やして味をなじませる。
ワインとのペアリングメモ
マリネの酸味とオリーブオイルのコクが、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさと抜群の相性。
イカのうまみとマリネの酸味が、白ワインのフルーティーな酸味を引き立てます。
冷やしたグラスでいただけば、前菜にもぴったりな一皿。
2章:魚介のうまみで広がるペアリング
白ワインと合わせるなら、やっぱり魚料理がいちばんしっくりきます。
その中でも特に「鯛」は、試した中で一番ワインとの相性が良かった食材。
淡い旨みとしっかりした身質が、白ワインの酸味や香りをきれいに引き立ててくれます。
カルパッチョのような冷たい一皿でも、
スープ仕立ての温かい料理でも、
鯛の繊細な味わいはワインの魅力を引き出してくれる存在です。
🐟 鯛のカルパッチョ 粒マスタードソース
材料(2人分)
・鯛(刺身用)…1柵
・塩…少々
・フリルレタス…適量
・プチトマト…適量

A
・粒マスタード…小さじ1
・お酢…小さじ1
・はちみつ…小さじ1/2
・塩・こしょう…少々
・オリーブオイル…大さじ2
作り方
- 鯛は軽く洗ってから、海水より少し塩分の低い塩水(濃度約3%)に5分ほどつける。
※氷水で冷やすとさらに身が締まる。 - キッチンペーパーで水気をよく拭き取る。
- 包丁を寝かせて、手前に引くようにして薄切りにする。
- ボウルにAのオリーブオイル以外を先に混ぜ、あとから少しずつオリーブオイルを加えて乳化させる。
- 鯛と彩り野菜を皿に盛りつけ、ソースをかける。
ワインとのペアリングメモ
鯛の繊細な甘みとマスタードソースの爽やかな酸味が、ソーヴィニヨン・ブランの柑橘の香りと抜群にマッチ。
特にマールボロ産のようなフレッシュなタイプを合わせると、レモンを絞ったように全体が引き締まる。
見た目も華やかで、おもてなしにもぴったりな前菜。
🐟 金目鯛とあさりのアクアパッツァ
材料(2人分)
・鯛(切り身)…2切れ
・あさり…100g
・ミニトマト…6個
・にんにく…1片
・白ワイン…50ml
・水…150ml
・オリーブオイル…大さじ2
・塩、こしょう…少々
・イタリアンパセリ…適量

下ごしらえ
- あさりは塩水(水200mlに対し塩小さじ1)につけて砂抜きをし、殻をこすり合わせて洗う。
- 鯛に軽く塩をふって10分おき、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
- ミニトマトは半分に切る。にんにくはつぶし、イタリアンパセリは粗く刻む。
作り方
- フライパンにオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れ、弱火で香りを出す。
- 鯛を皮目から焼き、焼き色がついたら裏返して軽く焼く。
- あさり、ミニトマト、白ワイン、水を加えてふたをする。沸騰したら中弱火で7〜8分煮る。
- ふたを外し、残りのオリーブオイル大さじ1を回しかけ、スープを鯛にかけながら1〜2分煮る。
- 塩・こしょうで味を整え、イタリアンパセリを散らす。
ワインとのペアリングメモ
魚介のうまみと白ワインの香りが調和したスープは、辛口ソーヴィニヨン・ブランやクラレンドル・ブランにぴったり。
トマトの酸味とオリーブの塩気が爽やかな酸味を引き立て、口の中に地中海の風が広がるよう。
パンを添えてスープまで味わえば、至福のメインディッシュ。
🐟 白身魚の昆布締め
材料
・真鯛(刺身用)…100g
・昆布(できれば真昆布)…2枚(10cm×20cmくらい)
・酒…少々
・すだち(またはレモン)…適量
・塩…少々
・大葉、みょうがなど薬味…お好みで

作り方
- 昆布を軽く酒を含ませたキッチンペーパーで表面を拭く。
- 真鯛を薄めにスライスする。
- ラップの上に昆布→魚→昆布の順に重ねて包み、冷蔵庫で1〜3時間おく。
- 昆布から出して盛り付け、すだちを添え、好みで薬味をトッピングする。
ワインとのペアリングメモ
昆布の旨みと白身魚のやさしい甘みが、白ワインの酸味と果実味を引き立てます。
ソーヴィニヨン・ブランや辛口リースリングとの相性が抜群。
3章:肉料理も爽やかに
白ワインは魚だけでなく、肉料理にもよく合います。
塩やハーブ、柑橘の香りをまとわせることで、
軽やかで上品な味わいに変わります。
🔥 豚ヒレのローストポーク
材料
・豚ヒレ肉…300g前後
・塩、こしょう…各少々
・ハーブ(タイムやローズマリーなど)…少々
・オリーブオイル…大さじ1

作り方
- 冷蔵庫から出して30分〜1時間ほど置き、中心まで常温に戻す。
- 塩・こしょう・ハーブで下味をつける。すぐ焼いてもOK。
- フライパンで全体にこんがり焼き色をつける(中火〜強火で1〜2分ずつ)。
- 焼き終わったら肉汁を逃さないようにアルミホイルで包む。
- そのまま10〜20分ほど置き、予熱で中心までしっとり火を入れる。
※肉の厚みによって調整。300g以上なら15〜20分が目安。
ワインとのペアリングメモ
この調理法は火の入り方がやさしく、肉の甘みが引き立ちます。
辛口リースリングや樽香のないシャルドネなど、
まろやかで酸がキレイな白ワインがおすすめ。
余熱調理の香ばしさとワインのミネラル感が心地よく重なります。
🍗鶏胸肉の塩麹焼き
材料
・鶏胸肉…1枚
・塩麹…大さじ1
・柚子胡椒…適量
・サラダ油…少量

作り方
- 鶏胸肉を観音開きにして厚みを均等にし、フォークで数ヶ所刺す。
- 保存袋に鶏肉・塩麹・酒を入れて揉み込み、冷蔵庫で1時間以上(できれば一晩)。
- フライパンに油を熱し、弱めの中火で皮目から両面焼く。
- 食べやすくカットし、盛り付けて柚子胡椒を添える。
ワインとのペアリングメモ
やさしい塩味と麹の甘みが、白ワインのフルーティーさを引き立てます。
ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョと好相性。
🥗 夏野菜のオーブン焼き
材料
・手羽元…10本
・じゃがいも…2個
・なす…1本
・ミニトマト…10個
・パプリカ…1/2個
・オリーブオイル…適量
・塩、こしょう…少々
・醤油、はちみつ…各大さじ3
・酒、みりん…各大さじ1

作り方
- 醤油、はちみつ、酒、みりんを混ぜ合わせ、手羽元をつけ込む。
- つけ込んだ手羽元と切った野菜をオーブン皿に並べる。
- 200℃のオーブンで約25〜30分焼き、仕上げにもう一度たれを手羽元にぬり、照りを出す。
ワインとのペアリングメモ
香ばしいたれと野菜の甘みが、白ワインの果実味と爽やかさをより際立たせます。
微発泡タイプや、ややコクのあるブレンド白にもぴったり。
まとめ
白ワインは、香りや果実味のタイプによって合う料理が変わります。
今回紹介したような“爽やかフルーティーな白ワイン”には、レモン・ハーブ・塩・オリーブオイル・野菜・魚介のような軽やかな要素が好相性。
白ワインの特徴に上がる、香り(レモン、白桃、トロピカルなど)
柑橘系を取り入れたりして白ワインと料理で何か繋がるところがあると
グッと近づいてペアリングがうまく行きやすい。
気取らない手料理でも、ワインとの組み合わせを意識するだけで、食卓がぐっと豊かになります。
ぜひ次のワインタイムに、気になる組み合わせを試してみてください。
