スイスは物価が高いとよく言われますが、実際に旅行を考えると「外食はどれくらい高いのか」「スーパーを使えばどれくらい抑えられるのか」が気になる方も多いと思います。
私は2025年にスイスへ2週間滞在し、外食の高さに驚く一方で、スーパーを活用することで食費をかなり調整できると感じました。今回は叔母の家に滞在していたためホテル代は含まれませんが、そのぶんスーパーや外食の物価感を生活に近い目線で実感できました。
この記事では、スイスの外食相場、スーパーの価格感、節約しやすかった買い方、そして隣国イタリアとの違いを実体験ベースでまとめます。スイス旅行の予算を考えたい方や、できるだけ無理なく楽しみたい方の参考になればうれしいです。
直後に訪れたイタリア旅行の費用まとめも、物価の違いをイメージする参考になると思います。
スイスの物価は高い?まず結論
スイスの物価はたしかに高く、特に外食は日本やイタリアと比べてもかなり高いと感じました。
一方で、スーパーをうまく使えば食費はある程度調整しやすく、毎食外食にしなくても十分楽しめます。
実際に2週間滞在してみて感じたのは、スイスでは「全部を安くしようとする」より、どこでお金を使うかを決めておくことが大事だということです。
外食を毎回気軽に楽しむのは難しくても、スーパーや駅ナカを活用すれば、無理のない予算で過ごしやすくなります。
スイスの外食はどれくらい高い?現地で感じたリアルな値段感覚
スイスの外食は、“世界トップクラスに高い”と言われることがあります。
背景には人件費の高さや、サービス料込みの価格設定が一般的であることなどがあるようです。
実際の価格帯は、だいたいこのくらいをイメージしておくとよさそうです。
| 項目 | 現地価格(CHF) | 日本円換算(目安) |
| レストランのランチ | 20〜30 CHF | 約3,600〜5,400円 |
| レストランのディナー | 35〜50 CHF | 約6,300〜9,000円 |
| カフェのサンドイッチ | 8〜14 CHF | 約1,440〜2,520円 |
| カプチーノ | 4〜6 CHF | 約720〜1,080円 |
| ミネラルウォーター(500ml) | 3〜5 CHF | 約540〜900円 |
※日本円換算は 1CHF=約180円で計算した目安です。
特にランチや飲み物でも気軽な値段ではなく、日本の感覚でいるとかなり高く感じやすいと思いました。
私はスイスの物価と円安のダブルパンチにかなり身構えていましたが、それでも現地では「思っていた以上に高い」と感じる場面がありました。
たとえば、お店のテイクアウトで見かけたホットチョコレートは、当時のレートで1杯約1,000円ほど。さすがに高く感じて、そのときは買うのをやめました。
日本人の感覚だと、どうしても「できれば安くておいしいものを食べたい」と思ってしまいます。
そのぶん、スイスで食事や飲み物の値段を見ると、「こんなに高いのに…」とハードルが上がりやすいと感じました。
でも今思うと、スイスではそれくらいが普通だと心構えして行けていたら、もう少し気持ちよく楽しめたかもしれません。
現地でいちいち日本円に換算して驚くより、あらかじめ「スイスでは飲み物1杯でも高め」と具体的な価格感を知っておくだけで、気持ちの面でもかなり違うと思います。
イタリアと比べるとどれくらい違う?
私はスイスのあとにイタリアにも行きましたが、外食に関してはかなり差を感じました。
イタリアは観光地でも日本の感覚にまだ近く、スイスよりかなり気軽に外食しやすかったです。
| 項目 | イタリア(観光地) | スイス(都市部) |
| ランチ(1名) | 約1,800円〜 | 約4,500円〜 |
| ディナー(1名) | 約4,000円〜 | 約9,000円〜 |
| カプチーノ | 約250円〜450円 (バール価格) | 約900円〜1,100円 |
| 外食の頻度 | 毎日2〜3食も可 | 滞在中かなり控えめ |
スイスからイタリアに移ると、外食の気軽さがかなり違うと感じました。
スイスでは「今日はどこで節約しよう」と考える場面が多かったのに対して、イタリアでは食事そのものをもっと気軽に楽しめた印象があります。
ホテル派でもできる節約術|駅ナカCoopで食費を抑える
スイスで食費を抑えるなら、スーパーの活用はかなり大事です。
特にホテル泊でキッチンや冷蔵庫がなくても、その日の分だけ買うスタイルなら十分対応できます。
日本から食料やカップ麺を持って行くこともできますが、せっかくなら少しでも現地の食べ物を楽しみたい気持ちもありました。
その点、スーパーを活用すれば、外食ほどお金をかけずにスイスのパンやチーズ、ジュースなどを気軽に楽しめるのがよかったです。
私が使いやすいと感じたのは、駅ナカのCoopです。
朝から開いている店舗もあり、外食するよりかなり気楽でした。
やり方はかなりシンプルです。
- 駅のCoopでその日の分を買う
- パンと薄切りチーズ、ハムなどを選ぶ
- 袋のまま挟んで簡単なサンドイッチにする
スイスのパンは1個から買えることが多く、チーズも種類は多いですが、薄切りタイプを選べば使いやすかったです。
ドイツ語がわからなくても、見た目でなんとか選べました。
高いレストランの席を探す代わりに、湖畔のベンチや外の景色を見ながら食べるサンドイッチは、イタリアでの外食とはまた違う楽しさがありました。
スイス1日の食費はどれくらい?節約モードの目安
毎食外食にしなければ、スイスでも食費はある程度調整できます。
私の感覚では、節約寄りなら1日4,000〜5,000円くらいに収めやすい印象でした。
たとえばこんなイメージです。
- 朝食:ホテルの朝食、またはスーパーのパン
- 昼食:スーパーで買った材料で簡単なサンドイッチ
- 夕食:スーパーの惣菜やパスタ、ワインなど
外食を1食入れると、そこにさらに数千円上乗せされる感覚です。
全部を我慢する必要はないですが、外食の日と節約の日を分けるだけでも、かなり楽になります。
実際に行ったスイスのレストラン
私がスイスで唯一外食したのは、いとこたちと行った動物園のレストランでした。
園内にあるセルフ式のレストランで、サラダやデザート、飲み物は冷蔵ケースから選び、メイン料理はカウンターで注文するスタイルでした。
3人で合計約50フラン。
スイスでは比較的リーズナブルな部類とのことでしたが、それでもランチで1人あたり約3,000円ほどだったので、やはり高いと感じました。
私はタイ米を使った料理を選びましたが、味はまあまあおいしかったです。
パスタを選んだいとこは少し微妙そうにしていましたが、それも含めて印象に残っています。

見張り中のミーアキャット。
高いなと思いつつも、家族と一緒に食べたその時間は、スイスでの大事な思い出になりました。
スイスのスーパー事情
スイスは外食が高いため、スーパーを上手に使うだけで1日の食費をかなり抑えやすくなります。
特に、キッチン付きの宿やホームステイ、親戚・友人宅に滞在する方にとっては、スーパーの存在がかなり大きいと思います。
今回は叔母の家に滞在していたため、毎食外食ではなく、生活に近い形でスーパーを使う機会が多くありました。
実際に住んでいるような感覚で、スーパーで食材を選んだり、家でゆっくりごはんを食べたりする時間も、旅の一部として印象に残りました。
CoopとMigrosの違い
スイスの2大スーパーといえば、CoopとMigrosです。
ざっくりした印象としては、
- Coop:品揃えが豊富で少し高め
- Migros:日用品や食材が手頃で庶民的
という違いがあります。
スイス在住の叔母も「Migrosのほうが少し安いよ」と言っていて、その日の目的によって使い分けるのが一般的だそうです。
旅行者でも、買いたいものによって使い分けると便利だと思います。
スイスのスーパーの基本ルール
スイスのスーパーは、日本と少し違う点もあります。
- 営業時間は短め
- 日曜日はほとんど休み
- 駅や空港の店舗は営業していることが多い
- レジ袋は有料
- セルフレジはカード払いのみの場合がある
旅行中は「あとで買えばいいや」と思っていると、閉店していることもあるので注意が必要です。
特に日曜日は、駅ナカや空港以外はかなり選択肢が減る印象でした。
スイスのスーパーの価格帯の目安
外食はかなり高い一方で、スーパーの食材は選ぶものによってはまだ現実的だと感じました。
私が見た範囲では、次のような価格帯が目安でした。
| 食材アイテム | 現地価格(CHF) | 日本円換算(目安) |
| トマト(1個) | 0.5〜1 CHF | 約90〜180円 |
| レタス(1玉) | 1.5〜2.5 CHF | 約270〜450円 |
| ハム(1パック) | 2〜4 CHF | 約360〜720円 |
| スライスチーズ | 2〜4 CHF | 約360〜720円 |
| 100%ジュース | 2.5〜4 CHF | 約450〜720円 |
| ロールパン(1個) | 0.4〜1.2 CHF | 約70〜220円 |
| 食パン(1袋) | 2〜3.5 CHF | 約360〜630円 |
外食の高さに比べると、スーパーの食材は「思ったよりまだ現実的」と感じるものもありました。
特にトマト、レタス、ハム、チーズなどは、組み合わせ次第で十分食事になります。
自分でサンドイッチの材料を買ったときは、トマト・レタス・ハム・チーズ・オレンジジュースで合計13フランほどでした。
パンは叔母の家にあったものを使いましたが、何回かに分けて食べられることを考えると、外食よりかなり気楽でした。
チーズは種類が多くて全部ドイツ語表記でしたが、“薄切りでサンドイッチに挟みやすそうなもの”を選んだら十分おいしかったです。
さすがチーズ大国だなと感じました。
支払い方法
スイスのスーパーでは、クレジットカードやデビットカードがかなり使いやすかったです。
タッチ決済にも対応していることが多く、会計で困る場面はほとんどありませんでした。
レジはセルフ式と有人レジに分かれていて、セルフレジはカード払い中心の店舗もありました。
商品表記は地域によってドイツ語・フランス語・イタリア語・英語が使われていましたが、食材は見た目である程度判断できるので、そこまで心配しなくても大丈夫でした。
物価が高くても工夫して楽しむ
スイスはたしかに物価が高い国ですが、お金をかけるところを決めて過ごせば、十分楽しめると感じました。
公園を歩いたり、湖畔を散歩したり、景色を眺めたり。
お金をたくさん使わなくても、スイスらしさを感じられる時間はたくさんあります。
私が行った時期には、ちょうどファスナハト(Fasnacht)というお祭りの時期でもあり、街中がとても賑やかでした。
こうしたイベントや自然の景色は、スイスで「お金をかけずに楽しめたこと」として印象に残っています。
ファスナハトで実際に感じた熱気や雰囲気は、こちらの記事でまとめています。
まとめ
📌価格と為替レートについての注意
日本円換算は 1CHF=約180円で計算していますが、為替レートにより変動します。
実際の価格は、旅行時のレートで確認してください。
スイスの物価はたしかに高く、特に外食はかなり高めでした。
ただし、スーパーを活用すれば食費は調整しやすく、メリハリをつければ無理なく楽しめると感じました。
私自身、現地で値段を見て驚く場面も多かったですが、あらかじめ相場感を知っておけば、気持ちの面でもかなり楽だったと思います。
日本の感覚のまま「安くておいしいもの」を探そうとするとハードルが上がりやすいので、スイスでは“これくらいが普通”と心構えしておくのも大事だと感じました。
節約する日と少しお金をかける日を分けながら、自分に合ったペースで楽しむのが、スイス旅行ではいちばん現実的だと思います。
お金をたくさんかけなくても楽しめる場所を探している方は、ルツェルンの穴場スポットをまとめた記事もあわせてどうぞ。

