白ワインの選び方|初心者でも“自分の好き”が見つかる3ステップ


白ワインって、美味しそうだなと思う反面、
いざ買おうとすると「どれを選べばいいんだろう…?」と迷ってしまいませんか?

私もずっとそうでした。
白ワインは種類が多いし、ラベルを見ても違いがよくわからなくて、
「せっかく買っても好みじゃなかったらどうしよう」と不安に感じていました。

でも、ちょっとした“選ぶポイント”を知るだけで、
自分に合う白ワインが見つけやすくなるんです。

この記事では、かつての私のように

  • 白ワインを選ぶのが難しい
  • どれを飲めば美味しいと感じられるのかわからない
    という人に向けて、
    好みに合う白ワインを見つけるための3つのステップ を、やさしく解説します。

「白ワインってよくわからない…」と感じていた人でも、
読み終わる頃には、自分の好みの1本を選べるようになります。

「クラレンドル・ブラン 2023」——華やかで上品な香りが印象的な一本。

「白ワインって美味しいのかな?」
そう思いながらも、実は私はずっと“白ワインがよくわからない側”の人でした。

スーパーで気になった一本を買ってみても、なぜか美味しいと思えなくて、
ほとんどジンジャエールで割って飲んでいました。

もともと甘いカクテルが好きだったので、
「きっと白ワインも甘口が自分には合うんだろうな」と思っていたのですが、
甘口の白ワインって意外と売っていないし、
そもそも どれが甘口なのかもわからない……。

そんな状態だったので、「白ワインは難しい」というイメージが長く残っていました。


小さなイタリアンで出会った「美味しい白ワイン」

小さなイタリアンで出会った「美味しい白ワイン」。

初めて「白ワインって美味しい!」と思ったのは、意外にも“辛口”タイプでした。
お店の人がワインの説明をしてくれて、それを聞きながら飲んだときに、
「美味しさって甘さだけじゃなくて、香りとかバランスにもあるんだ」と気づいたんです。

そこから一気に白ワインが気になる存在に。
辛口と甘口の違いとか、ブドウの種類ごとの特徴を調べていくうちに、
少しずつ「自分の好きな味」がわかってきました。

でも、最初から好みを見つけるのって難しそうだし、
「いろいろ試すのにお金かかりそう…」って思う人も多いかもしれません。

このあと、私がどうやって“自分にぴったりの白ワイン”を見つけたのか、
実際のステップを紹介していきます


白ワインの選び方|初心者が好みを見つける3ステップ

①飲んだ印象をメモしてみる

「爽やか」「フルーティー」「飲みやすい」など、感じたままの言葉でOK。
白ワインにはいろんな表現がありますが、専門用語を使う必要はありません。
自分の言葉で味の印象と、「好きだったかどうか」を一緒にメモしておきましょう。
あとから見返すと、自分の好みの傾向が見えてきます。

💡 関連記事
もう少し詳しく“味の感じ方”を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
👉 白ワインの辛口・甘口の違いとは?味覚タイプから自分の好みを見つけよう

②味のタイプを知る

ワイン紹介サイトやソムリエのコメントで、飲んだ白ワインがどんなふうに表現されているかを調べてみます。
自分の感じた印象と、プロの表現を比べてみると面白いです。
「爽やかでフルーティー」と感じたワインが、実は“ソーヴィニヨン・ブラン”の特徴だった…なんてことも。
こうして少しずつ、自分が好きなタイプを把握していけます。

🍷関連記事
味だけではなく、香りからワインを選ぶのも楽しいですよ。
👉 白ワインの香りを感じるコツ|専門用語をやさしく理解する方法

③同じタイプのワインを試してみる

美味しいと思ったワインと似た特徴のワインを選んで、いくつか試してみましょう。
また「これ好き!」と思えたら、あなたの好みはもうほぼ確定です。
そのタイプの白ワインが“あなたの定番”になります。

まとめ

最初はちょっと手間に感じるかもしれませんが、
この3ステップを繰り返すだけで、自分の「好きな白ワイン」が自然と見えてきます。


🍷私が実際に3ステップをやってみたとき

① 飲んだ印象をメモ

最初に飲んだ「ピキート・フィジー・モスカート」は「甘くてフルーティー、軽くて飲みやすい」と感じました。
これが「甘口タイプが好きなのかも」と思ったきっかけです。

次に試した「マトゥア・ソーヴィニヨン・ブラン」は「爽やかで香りが良いけど、甘さは控えめ。バランスがいい!」とメモ。
ここで“香りと酸味のバランス”が自分の好みだと気づきました。

② 味のタイプを知る

調べてみると、マトゥアをはじめとしたソーヴィニヨン・ブランは
“爽やかで柑橘系の香り”“すっきり辛口”という特徴があると知りました。
自分の感じた印象とぴったり一致していて嬉しかったです。

③ 同じタイプを試す

そのあと、「シレーニ」「ブリーズバレー」「ラ・プティット・ペリエール」を飲んでみたら、
どれも方向性は似ていて、やっぱり美味しいと感じました。

このあたりで「私はソーヴィニヨン・ブランが好きなんだな」と確信。


気軽に買えるお店からスタートしてみよう

最初は、カルディ成城石井のように手に取りやすいお店で、
1,000〜2,000円前後のワインから試してみるのがおすすめです。

カルディなら「フルーティー」「やや甘口」など味のタイプがわかりやすく表示されていて、
スタッフさんに聞いても気軽に教えてもらえます。
成城石井ではもう少し本格的なラインナップが多く、
ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョなど、産地や品種で選ぶ練習にもぴったりです。

いくつか飲んで「こういう味が好きかも」と感じたら、
次はエノテカヴィノスやまざきのようなワイン専門店をのぞいてみましょう。
お店のスタッフに「爽やかで香りがいい白ワインが好き」と伝えると、
あなたの好みに合わせた1本を選んでくれます。

少し価格は上がりますが、その分、品質や香りのバランスの良さに感動できるはずです。
こうしてステップアップしながら、自分の「定番の味」を見つけていくのが一番の近道です。


✨まとめ|”わからない”から”好き”になるまで

自分の好みの白ワインを見つける過程そのものを、楽しんでみてください。
もし「ちょっと好みじゃないかも」と思うワインに出会っても大丈夫。
オレンジジュースで割ってミモザ風にしたり、
ジンジャエールで割ってオペレーターにしたり、気軽にアレンジして楽しめます。

少しずつ、自分の好みを言葉にできるようになると、
外食でも、家での食事でも、ワインを選ぶ時間がもっと特別なものになります。

白ワインを知ることは、自分の“好き”を丁寧に見つけていくこと。
香りや味わいを通して、自分だけの一本を探す時間も、きっと素敵な体験になるはずです。

今日選ぶ一本が、あなたの“好き”に出会うきっかけになりますように。

※ワインの紹介は二十歳以上の方を対象としています。
お酒は二十歳になってから、ゆっくりとお楽しみください。