ヴェネチアの水上バスは、発券→乗り場確認→打刻→乗船の4ステップで利用できます。
しかし、日本に住んでいるとなかなか乗る機会のない水上バス、「乗り場を間違えた」「チケットが発券できない」と慣れずに戸惑ってしまうことも…。
そこで、実際の経験からチケット購入から乗車までの流れを失敗や対策を交えて具体的に解説していきます。

水上バスの乗り方|4ステップ
① 現地の発券機でチケットを用意する
発券機はサンタ・ルチーア駅や主要な停留所に設置してあります。小さい停留所にはないこともあるので、1回券で移動される方は、帰りの分のチケットが買えなくなってしまう恐れがあるので、事前に1回券をもう一枚買うなど対策しておくと良いです。
※クレジットカードのタッチ決済(Tap to Pay)で乗る方は、発券機での作業は一切不要です。そのまま「②乗り場の確認」へ進んでください。
現地でチケットを購入する場合は、発券機や有人販売所で購入できます。私はオンラインで事前に購入していたので、発券機で紙のチケットを受け取る形でした。
【実体験】チケットが発券できない!?
私はオンラインで購入して、メールに届いたQRコードを券売機の指示に従ってかざしましたが、うまく認識されず…。発券方法はもう一つあり、上手くいかない場合は、予約時に発行される「PNRコード(予約番号)」を直接入力して発券する方法が最も確実です。
PNRコードの探し方:予約完了メールの件名や、QRコードの下に記載されている7桁の英数字です
万が一スマホの画面が割れたり、電池が切れたり、通信環境が悪かったりする場合に備えて、私は事前にQRコードがのったページを印刷して持って行きました。印刷が面倒な方は、PNRコードをメモしておいたり、画面をスクリーンショットして保存しておいたりするだけでも安心です。
② 乗り場を確認する
同じ停留所名でも、乗り場が「A・B・C・D」など複数に分かれている停留所があります。これは進行方向(行き先)によって乗り場が異なるためです。路線番号と行き先表示を必ず確認しましょう。
正しい乗り場を確認したり、時刻表を調べたりするのに便利なアプリの紹介・使い方はこちら。
移動 2つのアプリの使い方
2つのアプリを活用して、ヴェネチアで迷わず水上バスを乗りこなす方法を紹介しています。
【実体験】乗り場を間違えて改札エラーに!?弾かれた時の対処法
同じ停留所でも乗り場が複数あり、最初はかなり混乱しました。水上バスの大きな乗り場では、同じ路線でもA・B・C・Dと入口が分かれていて、行き先に合った乗り場を選ばないといけません。私はここで一度ミスをして、間違えた乗り場に入ってしまいました。すぐに気づいて外に出て、正しい入口から入り直そうとしたのですが、今度は改札でカードがエラーになってしまい、通れない状態に。
チケット売り場の方に相談すると、「少し時間を置けば再度入れますよ」と教えてもらい、数分待つと無事に通過できました。原因ははっきりとは分かりませんでしたが、同じチケットを短時間で連続してタッチすると認識されないことがあるようです。慌てずに数分待ってから再チャレンジしてみてください。
初めてだと迷ったり間違えたりしやすいので、特に乗り場のアルファベットは事前にしっかり確認しておくのがスムーズに乗るためのコツです。
③ 改札でタッチ(打刻)
乗り場にある黄色い機械にカードをタッチして入場します。機械の真ん中あたりにかざして「ぴっ」と音が鳴れば、無事に打刻できた証拠です。
乗り場には2つのタイプがあります。
- 改札(ゲート)があるタイプ:タッチしないと扉が開かない構造なので、そもそもタッチし忘れることがありません
- タッチする機械だけがあるタイプ:ゲートがなくそのまま通行できてしまうため、ついついタッチを忘れがちになります
小さい停留所は、タッチする機械だけがあるタイプが多かったです。
⚠️ 打刻しないと罰金対象になります チケットを持っていても、タッチしていなければ「不正乗車」として扱われるので、ゲートがないタイプの乗り場では特に忘れないように気をつけてください。
④ 乗船
乗り場では整列して並ぶ必要はありません。船が来るまでは、なんとなく乗り場付近で待っていれば大丈夫です。
船が着岸すると、まず降りる人が優先されます。船員さんが「プレーゴ、プレーゴ(どうぞ、どうぞ)」と声をかけながら降りる人を促してくれるので、乗る側はそれが終わるまで待ちましょう。降りる人がはけたら、乗る人が乗り込みます。
降りるときはボタン操作などは不要です。自分の降りたい停留所が近づいてきたら、早めに乗り降り口付近まで移動して立っておきましょう。降りる人が多い停留所では、降りたい人は席から立って前の人が進むのを待っていました。船は停留所ごとに長く停まってくれるわけではないので、焦らないためにも早めに扉の近くへ移動しておくのがおすすめです。
荷物について
車内に専用の荷物置き場は基本的にありません。スーツケースは自分の足元に置いて座るか、混雑時は立ったまま持っておくことになります(船の種類によっては操縦室の後ろに小さなスペースがある場合もあるようですが、常にあるとは限りません)。
乗り場自体は水位に合わせて上下する浮き桟橋になっているため段差がなく、スーツケースを持ったままでも乗り降りは問題なくできます。実際にスーツケースを持った観光客が乗っている光景も見かけました。
チケット購入と発券方法
発券機で購入|一番シンプル
列車でヴェネチアのサンタ・ルチーア駅に到着して、外に出るとすぐ目の前に運河があり近くに主要な水上バスの停留所があります。
駅を出てすぐの場所にある券売機や有人窓口で、チケットを購入するのが一番シンプルで分かりやすい方法だと感じました。
オンラインで購入→発券
私は今回オンラインで購入しておいたのですが、結局現地での発券が必要になるためあまりメリットはないと感じました。売り切れの心配もないので手間が増えただけだったかなという印象でした。
強いて言えば、少しでも円高の時に買えばお金が節約できるかもしれないことくらいでしょうか。
次回からはタッピーを利用したい
「Tap to Pay(タッピー)」とはクレジットカードやApple Pay/Google Payなどのスマホ決済を改札の機械に直接タッチするだけで、チケットの購入・発券なしに乗船できる仕組みです。
乗るたびに1回券分(9.50€)が記録されていき、24時間〜7日間のうちに一定回数以上乗ると、システムが自動で判定して時間券と同じ安い金額に調整してくれます。ただ、最初にタッチしたカードで毎回タッチする必要があります。タッチし忘れると罰金対象になる点は紙のチケットと変わりません。
チケットを発券する手間がなくなり、無くしたり破れて使えなくなったりといった心配がなくなるので、かなり便利な選択肢です。ただし、手数料がかかるそうです。
まとめ
- チケットは現地で買うのが一番シンプル
- 打刻を忘れない(罰金対象になります)
- 乗り場確認が重要(行き先・アルファベットをチェック)
この3つを押さえれば、初めてでも迷わずに水上バスを利用できますよ。水路を行き交う船から眺めるヴェネチアの街並みは格別です。ぜひ乗りこなして、旅を満喫してください!
まとめ イタリア4泊5日完全ガイド
ローマ・フィレンツェ・ヴェネチアを実際に周遊した経験をもとに、4泊5日のイタリア旅行に必要な情報をまとめました。