ヴェネチア水上バスの乗り方|チケット購入から乗船まで完全解説


ヴェネチアの水上バスは、発券→打刻→乗船の3ステップで利用できます。
一見難しそうに見えますが、流れを知っていれば初めてでも問題なく乗れます。

この記事では、現地で実際に利用した経験をもとに、チケット購入から乗車までの流れを具体的に解説しています。

ヴェネツィアの運河を走る水上バスを朝のホテルから撮影

事前準備:チケット購入と発券方法

ヴェネチアの移動手段は基本的に「徒歩」か「水上バス(ヴァポレット)」の2つです。車道がなく、橋と路地でつながるこの街では、少し離れた場所への移動にヴァポレットが活躍します。

「ヴァポレット」とはイタリア語で水上バスのことで、ヴェネツィア市内の運河を行き来する市民・観光客共用の公共交通機関です。


チケットの購入方法

  • 駅や停留所の発券機
  • 有人カウンター
  • オンライン購入

チケットの種類と料金(目安)

種類料金
75分券(1回券)9.50€
24時間券25€
48時間券35€
72時間券45€
7日券65€

※最新料金は公式サイトでご確認ください。

どのチケットを選ぶべき?

1回9.5ユーロと割高なので、1日に3回以上乗るなら時間券(24時間〜)がおすすめです。ホテルと主要観光地を往復するだけでも、すぐに元が取れます。

【実体験】私が48時間券を選んだ理由

私は2日間滞在したので、48時間券を購入しました。最初の打刻から48時間有効なので、2泊3日にぴったりでした。

48時間券を選んだ理由はシンプルで、

  • ホテルと観光地の往復
  • 夜の移動

などを考えると、すぐに元が取れると判断したためです。

結果として、「料金を気にせず乗れる安心感」 が大きく、移動のストレスがかなり減りました。観光に集中できた点でも、時間券を選んで正解でした。


オンライン購入後の注意点(重要)

オンラインで購入した場合でも、現地での発券が必要です。購入完了=乗車OKではないので注意してください。

発券方法

  • QRコードを発券機にかざす
  • PNRコード(予約確認番号)を入力

発券されたチケットはSuicaのようなプラスチック製ではなく「紙のカード」です。乗船時に改札へタッチして使います。

濡れると読み取れなくなるので、雨の日に濡れて破れてしまわないよう、取り扱いには注意しましょう。

【実体験】発券でつみかけたポイント

発券機の読み取り精度によっては、スマホのQRコードがうまく認識されないことがあります。その場合は、予約時に発行される「PNRコード(予約番号)」を直接入力して発券する方法が最も確実です。

PNRコードの探し方:予約完了メールの件名や、QRコードの下に記載されている7桁の英数字です

万が一スマホの画面が割れたり、電池が切れたり、通信環境が悪かったりする場合に備えて、事前に印刷しておくか、PNRコードをメモしておく、画面をスクリーンショットして保存しておくと安心です。


水上バスの乗り方(当日の流れ)

① 発券する

まずは実際にチケットを発券します。発券機は主要停留所や鉄道駅(サンタ・ルチーア駅)に設置されています。

② 改札でタッチ(打刻)

乗り場にある黄色い機械にカードをタッチして入場します。

⚠️ 打刻しないと罰金対象になります。 必ず乗船前にタッチしてください。

③ 乗り場を確認する

同じ路線でも、乗り場が「A・B・C・D」など複数に分かれている停留所があります。これは進行方向(行き先)によって乗り場が異なるためです。路線番号と行き先表示を必ず確認しましょう。

【実体験】乗り場で迷いやすいポイント

同じ停留所でも乗り場が複数あり、最初はかなり混乱しました。

水上バスの大きな乗り場では、同じ路線でもA・B・C・Dと入口が分かれていて、行き先に合った乗り場を選ばないといけません。

私はここで一度ミスをして、間違えた乗り場に入ってしまいました。

すぐに気づいて外に出て、正しい入口から入り直そうとしたのですが、今度は改札でカードが反応せず通れない状態に。

チケット売り場の方に相談すると、「少し時間を置けば再度入れますよ」と教えてもらい、数分待つと無事に通過できました。

初めてだと迷いやすいので、乗り場のアルファベットと行き先表示は事前にしっかり確認しておくと安心です。

④ 乗船

あとは来た船に乗るだけです。

【実体験】実際に乗って感じたこと

扉の扱いにはちょっとしたコツが必要です。船内最後方の外の席へ移動する扉は、開けづらかったり、閉めても勝手に開いてしまったりすることがありました。地元の方は慣れているようで、足で扉を押さえて固定している光景も見かけました。

また、外の席に座っていて、停留所で降りようとした際に扉が開かないトラブルも。困っていると、近くにいた地元の方が快く手伝ってくれました。お礼を伝えるとウインクで返してくれ、イタリアらしい陽気さと優しさに触れてとても嬉しい気持ちになりました。こういう小さな交流も、旅の大切な思い出です。

ヴァポレットをスムーズに乗りこなせれば、移動時間は単なる「移動」ではなく、大運河の眺めを楽しむ「贅沢な時間」になります。


注意点まとめ

注意点ポイント
チケットを濡らさない紙のカードなので水濡れに注意
必ず打刻する黄色い機械にタッチ。忘れると罰金対象
乗り場のアルファベットを確認同じ停留所でも行き先が違う
QRコードが読めないことがあるPNRコード(予約確認番号)も必ずメモしておく

まとめ

  • チケットは事前準備がおすすめ(オンライン購入後は現地で発券が必要)
  • 打刻を忘れない(罰金対象になります)
  • 乗り場確認が重要(行き先・路線アルファベットをチェック)

この3つを押さえれば、初めてでも迷わず利用できます。水路を行き交う船から眺めるヴェネツィアの街並みは格別です。ぜひ乗りこなして、旅を満喫してください!

ヴェネチアを含むイタリア旅行の全体ガイドはこちら。

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《この記事を書いている人》
 Kana

青い光の中で一眼レフを構えている人