フィレンツェ・ドゥオモ攻略|チケットの種類と荷物預け所、鐘楼の登り方


フィレンツェ観光のハイライトといえば、街のシンボルであるドゥオモ。

ただ、いざ行こうとすると「チケットが3種類あって違いがわからない」「荷物制限が厳しいって本当?」と、事前の準備で迷いやすい場所でもあります。

この記事では、私が実際に「ジョット・パス」を使って414段の階段を登り、フィレンツェの絶景を見た体験をもとにポイントをまとめました。

「せっかく行ったのに、入場ルールでつまずいた……」そんな失敗を防ぎ、フィレンツェの景色を気持ちよく楽しむための参考になればうれしいです。

フィレンツェ・ドゥオモのチケットは3種類|違いと選び方

ドゥオモ周辺のチケットは全部で3種類あり、選ぶパスによって入れる場所が変わります。大聖堂、クーポラ、鐘楼、洗礼堂、地下遺構など、チケットによって入れる範囲が異なります。そのため、「どこに登りたいか」「どこまで見たいか」で選ぶのがおすすめです。

チケット名 クーポラ(ドーム) ジョットの鐘楼 洗礼堂・博物館・地下遺構 料金(目安) こんな人におすすめ!
ブルネレスキ・パス
Brunelleschi
€30 全部見たい・登りたい!クーポラ入場に必須のパス。
ジョット・パス
Giotto
€20 クーポラを含んだ絶景を撮りたい!鐘楼に登りたい人向け。
サン・ジョバンニ・パス
Ghiberti
€15 階段は登らず、歴史や美術をゆっくり鑑賞したい人向け。

・有効期限: 最初にいずれかの施設に入場してから3日間(72時間)

予約必須: ブルネレスキ・パスのクーポラ、ジョット・パスの鐘楼は購入時に日時指定が必要

大聖堂自体は無料: ただし混雑することが多いため、最新の運用は公式サイトや現地案内で確認するのが安心です。

▶ Opera di Santa Maria del Fiore  公式サイト(英語/伊語)

私はクーポラそのものの姿を写真に収めたかったので、あえてクーポラには登らず、向かい側のジョットの鐘楼に登れる『ジョット・パス』を選びました。

予約はいつ埋まる? 私はローマからフィレンツェへ向かう列車の中、当日にオンラインでチケットを購入しましたが、そのときはまだ空きがあり、問題なく間に合いました。訪れたのは2月末というオフシーズンだったこともあり、鐘楼の予約枠は当日でも複数の時間帯から選べる余裕がありました。

クーポラ(ブルネレスキ・パス)も予約なしでは見学できず、繁忙期は1か月前、オフシーズンでも数日前までに予約を確保しておくのが一般的とされています。私が鐘楼(ジョット・パス)を当日でも予約できたのとは対照的なので、クーポラに登りたい方は鐘楼(ジョット・パス)より早めに予約しておくと安心です。

アクセスと開館時間

ドゥオモ広場までは、サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅から徒歩15分前後です。

開館時間は建物や曜日によって変わるため、最終的には公式サイトでの確認をおすすめしますが、目安として概ねの営業時間です。

私が予約したのは13:30発の鐘楼入場枠でしたが、正直この「13:30」が「前後OK」という意味なのか「その時刻より前に並んでおくべき」という意味なのか、よくわかりませんでした。

「13:30を過ぎたら入場できなかったら困る」と思い、念のため早めに行動することに。13:10頃から列に並び始めたところ、5分ほどで入場でき、13:30には頂上まで登り終えていたと思います。時間の解釈に迷ったら、指定時刻ちょうどではなく少し前から並んでおくと安心です。

フィレンツェ・ドゥオモは荷物制限あり

ドゥオモ広場の各建築物(大聖堂・クーポラ・鐘楼・博物館など)では、リュックや大きめのバッグを持って入場することができません。これは安全面のためのルールで、かなり厳しくチェックされています。大きな荷物は持って行かないか、事前に預ける必要があります。

無料の手荷物預かり所はどこ?

この手荷物預かり所は、チケットを購入する場所とは別の、独立した施設です。公式サイトでも、複合施設のチケット保持者は全員まずこの預かり所に立ち寄ることが義務付けられており、各施設で入場前には手荷物チェックがあり、機械を通して確認されるため、大きめの荷物を持ったまま行くとスムーズに入れないことがあります。


⭐︎ドゥオモ広場38/r番地 「手荷物預かり所」
 Baggage storage free with Duomo Complex pass

私が行ったときは、預かり所で列に並ぶ際にまずチケットを確認され、荷物を預ける時にも再度見せたと記憶しています。5分以上は並んだと思います。

公式のルールでは、荷物の引き取りは予約した見学時間の終了後に行う決まりになっています。私はこの規定を知らずに広場に1時間ほど滞在しただけでしたが、特に問題なく普通に受け取れました。とはいえ規定として決まっている以上、余裕を持ったスケジュールで訪れるのが安心です。歴史的建造物を守るためのルールだと思うと、この厳重さにも納得がいきます。

特にクーポラやジョットの鐘楼は階段が狭く急なので、実際にも荷物は少ないほうがかなり動きやすいです。

実体験アドバイス私はリュックひとつで旅行していたため、必要なものだけをエコバッグに移して、リュック本体は預けました。

ただ、エコバッグは肩から滑り落ちやすく、階段の上り下りでは少し不便でした。財布、スマホ、水、パスポートなどを入れられる、斜めがけできる小さめのショルダーバッグがあると便利だと思います。

ジョットの鐘楼はきつい?414段を登ってみた

ジョットの鐘楼は、フィレンツェの街を上から眺められる人気の展望スポットです。エレベーターはなく、414段の石階段をひたすら登っていくスタイルなので、行く前に少し心の準備をしておくと安心です。

所要時間と階段の様子

登り切るまでの所要時間は、私の体感で10〜15分ほど、下りは5分ほどでした。公式サイトでは見学全体(登り・展望・下り含む)の目安を約45分としているので、展望スペースでの写真撮影や休憩をどれくらい取るかで、時間はかなり変わりそうです。

階段は登りと下りが分かれておらず、上に行くほど狭くなっていきます。途中、踊り場のように広くなっている場所が2回あり、そこで一息つけますが、それ以外の場所ではすれ違う幅がない箇所も多く、実際に3、4回ほど他の観光客と譲り合う場面がありました。挨拶をしたり「もう少しだよ」と励ましてもらったりと、ちょっとした交流があったのは嬉しい発見でした。

私は荷物預けや鐘楼登頂、大聖堂、洗礼堂を含めて、ドゥオモ広場全体の滞在時間は1時間ちょっとでした。スケジュールを組む際の目安にしてみてください。

高さ・閉塞感と服装の注意点

アーチの小窓から見えるフィレンツェの街並み。

ジョットの鐘楼は高さもあり、閉塞感も正直それなりにあります。網目状のネットが張られた場所から真下を覗けるポイントもあり、高い場所が苦手な方は少し心構えをしておいたほうがいいかもしれません。

網目越しに鐘楼の内部を見下ろす。

私は2月の寒い時期に行きましたが、コートを着たまま登ったので途中でかなり暑くなりました。ダウンやカーディガン、長袖など、脱ぎ着で調整できる軽い重ね着がおすすめです。ロングコートは脱ぐと荷物になって重いので避けたほうが無難です。下はストレッチの効くパンツ、靴はスニーカーがベストだと感じました。

頂上からの眺めと、工事中ならではの体験

一番上に着くと、オレンジ色の屋根が広がるフィレンツェの景色が一望できます。目の前にはクーポラが大きく見え、街全体を包み込むような眺めは本当に特別でした。

フィレンツェの街を見渡すドゥオーモのクーポラ

私が訪れたタイミングは大聖堂やドゥオモが工事中で、職人さんが屋内の高い場所で手作業をしている様子を遠目に見ることができました。今しか見られない光景という意味では特別な体験でしたが、その一方で「工事をしていない状態のドゥオモも見てみたかったな」という気持ちも正直あります。訪問時期によっては足場が写り込む可能性があることは、心づもりとして知っておくといいかもしれません。

登るのは正直かなり大変ですが、それでも「来てよかった」と思える景色でした。クーポラそのものを眺めながら写真を撮りたい人には、ジョットの鐘楼はかなりおすすめです。

私はチケット購入・荷物預け・鐘楼登頂を含めて、ドゥオモ広場全体の滞在時間は1時間ちょっとでした。スケジュールを組む際の目安にしてみてください。

まとめ

フィレンツェのドゥオモ観光は、チケット選びと荷物の準備を事前にしておくだけで、当日のスムーズさがかなり変わります。特に鐘楼やクーポラに登る予定があるなら、荷物は最小限にしておくのがおすすめです。

414段の階段は大変でしたが、その先にある景色はフィレンツェ観光の中でも特に印象に残る体験でした。これから行く方が、気持ちよく素敵な景色を楽しめますように。

フィレンツェまでの移動は、→初めてのイタリア鉄道こちらの記事で詳しくまとめています。身軽に旅したい方は、→イタリア4泊5日の持ち物まとめもあわせてどうぞ。

まとめ イタリア4泊5日完全ガイド

ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアを実際に周遊した経験をもとに、4泊5日のイタリア旅行に必要な情報をまとめました。

Kana
この記事を書いた人

Kana

イタリアとスイスを中心に、旅と写真のことを綴っています。12年続けている写真と、実際に現地を旅した経験をもとに、「知っておくと安心」な旅の情報をお届けします。

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