イタリア旅行の大きな楽しみの一つが、都市から都市への列車移動です。
しかし、初めてのイタリア鉄道では「チケットのどこを見ればいいの?」「改札はある?」「大きな荷物を持って乗れる?」など、不安なことも多いですよね。
私自身、実際にローマからフィレンツェまで高速列車「フレッチャロッサ」を利用しましたが、日本の駅とは勝手が違う部分もあり、最初は少し戸惑いました。
この記事では、実体験をもとにイタリア鉄道のチケットの読み方、駅の掲示板の見方、改札の通り方から車内の様子まで、写真付きで詳しく解説します。
これからイタリアへ行く方が、迷わずスムーズに列車旅を楽しめるよう、役立つ情報をまとめました。
▷イタリアの高速列車
フレッチャロッサは“赤い矢”を意味する列車で、名前の通り真っ赤な車体が印象的です。
日本の新幹線のように座席指定で、車内も快適に過ごせます。
列車本数も多く、観光での移動にはとても便利でした。
▷チケットの読み方ガイド
イタリアの鉄道(トレニタリア)の公式サイト(Trenitalia)やアプリ、または日本語対応の予約サイト(Omioなど)チケットを購入すると

メールにPDFでチケットが届きます。
◼️で隠してある部分がQRコードになってます。
〈チケットで確認すべき3点〉
- Train (列車番号):9310(掲示板でこれを探す!)
- Coaches (号車):11(ホームの停止位置を確認)
- Seats (座席):5D(指定の席へ)
改札ではQRコードをかざして乗車します。
検察の際にもこのQRコードを見せます。
基本的にはQRコードをスマホにダウンロードしておく、
スクショしておけば問題ないです。
念の為、スマホの充電切れや電波不良、紛失したときの保険として旅行前に
印刷しておくとさらに安心です。
現地の券売機や窓口で購入した際も、同じ紙が出てきます。
高速列車はチケットに日付と時間が印字されているので、駅での打刻(刻印)は不要でそのまま乗れます。

チケットの右上にコード番号があります。
写真の中の囲んである箇所を参考にしてください。
イタリアの列車は最終目的地まで乗らない場合、自分が乗る列車を掲示板から
見つけるのが難しいのでコード番号から探すのがポイントです。
▷掲示板の見方
駅には大きな電光掲示板があり、そこで自分の乗る列車の到着ホームを確認します。
イタリアの駅では改札がないため、掲示板が唯一の案内になることが多く、初めての人はここをしっかり見るのがポイントです。
掲示板は左から
「列車名 → コード番号 → 遅延情報 → 列車の最終目的地 → 出発ホーム番号」
という順番になっています。
私が実際に乗った列車で説明します。
高速列車フレッチャロッサに乗って、ローマからフィレンツェへ向かいました。
| 列車名 | コード番号 | 遅延情報 | 最終目的地 | 出発ホーム番号 |
| FRECCIAROSSA (フレッチャロッサ) | 9310 | Torino Porta Nuova | 17 |
上下に同じように他の列車の情報がずらっと並びます。
【注意点】
- 出発ホーム番号や遅延情報は電光掲示板を見るしか確認方法がないので、出発の30分前には駅に到着して確認する。
- 最終目的地は自分の目的地より先の可能性あり、コード番号を頼りに自分が乗る列車を探す。
▷イタリアの駅の改札はどうなっている?
改札がある場合はQRコードをかざして入場します。
ただしイタリアの駅は日本と違い、改札がある駅と全く無い駅が混在しています。
改札がない駅では、そのままホームへ向かって乗車します。
イタリアの鉄道では、車内で検札(チケットチェック)が行われることもありますが、路線やタイミングによっては検札が来ないこともよくあります。
チケットはいつでも提示できるように準備しておくと安心です。
私のときは、改札でQRコードをかざすとエラーになりましたが、駅員さんが通してくれました。
▷ハプニング!自分の号車が見当たらない
駅に30分前に到着し、出発ホーム番号を確認して早めにホームに行ったのに
自分が乗る号車番号の列車がない!
出発時間も迫っているし、とても焦りました。
駅員さんが歩いてくるのを見つけて話しかけました。
事情をすぐに察してくれて、QRコード見せてと言われました。
見せると駅員さんが端末で読み取り、号車と座席が変更になったと教えてくれました。

写真の水色の部分が新たな号車と座席です。
駅員さんから写真撮るか聞かれ、写真に撮りました。
座席番号など忘れやすいので、とても助かりました。
なかなかに急な変更で、そんなことあるんだと驚きました。
「焦らず、まずは駅員さんを探してチケットを見せる!」ことが大切です。
▷高速列車の内装
車内は清潔で快適で、観光客でも安心して利用できます。
列車内は2人席が向かい合わせになっているタイプが多く、通路側でも窓側でも座りやすい作りです。
シートにはリクライニングがあり、ほぼすべての座席にコンセントがあります。
ただし電圧が安定しないこともあるので、充電は少し時間に余裕をもって行うのがおすすめです。
また、車両内には一定間隔で 電子掲示板が設置されており、現在地・次の停車駅・遅延情報が表示されます。
イタリア語が分からなくても視覚的に確認できるのでとても便利です。
到着時間は、イタリアの特急は数分〜30分程度遅れることがよくあるため、予定は少し余裕を持って立てておくと安心です。
驚きのカルチャーショック
高速列車では向かい合わせの座席の背もたれの隙間に
スーツケースを置くこともできます。
ただ、隙間は大きくないので大きなスーツケースは
車両の前か後ろにある荷物置き場などに置く必要があります。

隣に座っていたお姉さんは巨大なスーツケースを座席にドカンと置いてました。
車両端の荷物置き場では、目が届かないて盗難の不安がある、頭上の棚には重くて持ち上げられないといった事情があったのかなと考えてました。
ちなみに、しばらく後で乗ってきたおばさんに「そこは私の席よ」みたいなこと言われたのか、その後は巨大なスーツケースの横に小さくなって座っていました。
自由すぎるイタリアに驚きましたが、自分の席が占領されていても勇気を持って
「My seat!」と伝えなきゃいけないなとそのおばさんから学びました。
おまけ
🐾 車内はとってもドッグフレンドリー
私が座ったボックス席の向かいに、犬を連れたお姉さんがいました。
小型犬でしたが、ケージに入っておらずお姉さんと一緒に大人しく座ってました。
自然に受け入れられていて、日本との文化の違いを感じた瞬間でした。
🚬 自由すぎる!停車中のひとコマ
イタリアっぽいなと思ったのが、駅に停車するたびに巨大スーツケースのお姉さんが、犬を連れたお姉さんに「スーツケース見てて」と頼んで、ホームへタバコを吸いに行っていたこと。
停まるたびに毎回行ってて、なかなかのヘビースモーカー。
「即席の信頼関係」と自由さにカルチャーショックを受けましたが、これもイタリア鉄道旅の面白いところ。
巨大スーツケースのお姉さん、毎回お礼を言っててそこは素敵でした。
ただし、扉が閉まるのは意外と早いので、皆さんは真似して置いていかれないように気をつけてください笑。
まとめ
「これだけは忘れないで!イタリア鉄道3つの鉄則」
- 出発30分前には駅に着く(ホームが直前まで決まらないため)
- チケットはスマホ保存+念のため印刷
- 到着時間は「遅れるもの」と割り切って予定を立てる
