【ワイン×和食】Luna ソーヴィニヨン・ブランの味わいとペアリング


「白ワインって、和食に合うのかな?」
「家でワインを飲むとき、どんな料理を合わせたらいいんだろう?」

そんなふうに思うことはありませんか?
今夜は、ニュージーランド・マーティンボロー産の「Luna ソーヴィニヨン・ブラン 2023」で晩酌を楽しみました。
爽やかな酸味とハーブの香りが心地よく、真鯛の昆布締めや鶏胸肉の塩麹焼きなど、和の献立にもすっと馴染む一本。

この記事では、Luna ソーヴィニヨン・ブランの香りや味わいの特徴、
実際に合わせた料理とのペアリングの感想を詳しく紹介します。


Luna ソーヴィニヨン・ブランとは

ソーヴィニヨン・ブランは、
柑橘やハーブの香りが特徴の、すっきりした味わいの白ワイン。
ニュージーランドはその中でも、爽やかで香り豊かなスタイルで知られています。

その中でも、マーティンボローは比較的落ち着いた香りと上品な酸味が特徴の産地。

🌙今夜選んだのは、ニュージーランド・マーティンボロー産の
「Luna Estate ソーヴィニヨン・ブラン 2023」。
青と白のラベルがどこか月夜を思わせて、テーブルの雰囲気もぐっと落ち着きます。

▷基本情報

項目内容
品種ソーヴィニヨン・ブラン
産地ニュージーランド
香りレモン、ライム、ハーブ
味わい軽快で爽やかな酸味、瑞々しくフルーティー
軽やかで澄んだ香りが、心地いい。

▷香りと味わいの特徴

ソーヴィニヨン・ブランの魅力は、ひと口目に広がる“みずみずしさ”。
グラスに近づけると、柑橘の香りのなかに白い花のような柔らかいニュアンスがふわっと感じられます。

口に含むと、まず爽やかな酸味がすっと広がり、
そのあとにハーブのような清涼感や、果実のほどよい甘みがじんわりと続きます。

軽やかで飲み疲れしないスタイルで、
食事を邪魔せず自然と寄り添う、落ち着いた味わいの一本でした。

▷このワインを選んだ理由

Luna Estate は、マーティンボローの冷涼な気候を活かした
エレガントな白ワインづくりで知られるワイナリーです。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが好きで、
同じ産地のものを探していたときに出会ったのが Luna Estate。

暑い日にぴったりだと思い、
ラベルの爽やかな雰囲気にも惹かれて選びました。

私はエノテカオンラインで購入し、価格は3,850円(税込)。
(※購入時点の価格です)


ペアリングした料理

手間をかけただけ、味に深みが出る。

1️⃣真鯛の昆布締め

⚪︎ この料理について

真鯛の昆布締めは、昆布の旨味を魚に移して風味を深める日本の伝統的な料理。
淡白な白身魚に昆布の旨味がじんわり広がり、シンプルながら奥深い味わいになります。

⚪︎ワインとの相性

ソーヴィニヨン・ブランの柑橘の香りとすっきりした酸味が、
真鯛の甘みと昆布の旨味を引き立てて相性抜群。
特にニュージーランドの爽やかなタイプと繊細な白身魚はよく合います。

材料
・真鯛…100g(刺身用)
・昆布…2枚(10㎝×20㎝くらい)
・酒…少々
・すだち(またはレモン)…適量
・塩…少々
・大葉、みょうがなど薬味…お好みで

作り方
1:昆布を軽く酒を含ませたキッチンペーパーで表面を拭く
2:真鯛を薄めにスライスする
3:ラップの上に昆布→魚→昆布の順に重ねて包み、冷蔵庫で1〜3時間おく
4:昆布から出して盛り付け、すだちと塩を添え、好みで薬味をトッピングする

⚪︎食べてみた感想

昆布の旨味がしっかりと移り、真鯛の甘さがより引き立ちました。
軽やかな白ワインと合わせると、全体がとても上品な味わいに。

2️⃣鶏胸肉の塩麹焼き

⚪︎この料理について

塩麹焼きは、麹の酵素が肉をやわらかくして旨味を引き出す日本の定番料理。
特に鶏胸肉は脂が少なくパサつきやすいので、塩麹で漬け込むとしっとり仕上がりやすく、手軽に作れる人気メニューです。

⚪︎ワインとの相性

塩麹のやさしい甘みと旨味は、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな酸味と非常に相性が良い組み合わせ。
柑橘のニュアンスを持つ白ワインは鶏肉の風味を引き立て、
口の中を軽く整えてくれるので、スッキリ飲めるペアリングになります。

材料
・鶏胸肉…1枚
・塩麹、酒…大さじ1
・柚子胡椒…適量
・サラダ油…少量

✅作り方
1:鶏胸肉を観音開きにして、厚みを均等にしフォークで数ヶ所さす
2:保存袋に鶏胸肉、塩麹、酒を入れて揉み込み、冷蔵庫で1時間以上(できれば1晩)おく
3:フライパンにサラダ油をひき、弱めの中火で皮目から両面焼く
4:食べやすくカットし、盛り付けて柚子胡椒を添える


⚪︎食べた感想

塩麹のおかげで胸肉とは思えないほどしっとり柔らかく仕上がりました。
ソーヴィニヨン・ブランと合わせると麹のやさしい甘みが引き立ち、
ホッとする組み合わせになりました。

3️⃣焼きなすとピーマンのおろしポン酢がけ

⚪︎この料理について

焼きなすは、日本の夏の食卓で親しまれてきた定番のおかず。
ピーマンを合わせると彩りも良く、さっぱりとした副菜としても人気の一品です。
大根おろしとポン酢で仕上げるので、食欲が落ちる季節にも食べやすいのが魅力。

⚪︎ワインとの相性

爽やかな酸味のポン酢と大根おろしの軽い口あたりは、
同じく“すっきりした酸味”を持つソーヴィニヨン・ブランと相性がとても良い組み合わせ。
特にニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは柑橘の香りがあるので、
ポン酢の風味と自然に馴染み、焼きなすの甘みも引き立ちます。

材料
・ナス…2本
・ピーマン…2個
・大根おろし…5〜6㎝(たっぷりと)
・ポン酢…大さじ2〜3
・すだちorレモン…あれば少々
・サラダ油…少々

作り方
1:下準備
・ナスは縦半分に切り、皮側に切れ込みを入れる
・ピーマンは縦4〜6等分にカットし、種を取る

2:油を塗る
・ナスとピーマンの表面に手や刷毛で油を塗る

3:オーブンで焼く
・オーブンを180〜200度に予熱しておく
・皮を上にして5分程度焼き、ひっくり返してさらに5分程度焼く
(トースターでも代用可200度で10〜15分程度)

4:仕上げ
・お皿に盛って、大根おろしをのせ、ポン酢をかける
(大根おろしを辛くしないコツ:大根の葉に近い上の方を使う、ゆっくりおろす)
・すだちを絞る

⚪︎食べてみた感想

ナスがとても甘く、ピーマンの香ばしさと大根おろしの軽さがちょうど良いバランス。
暑い日の白ワインのお供にぴったりで、
ソーヴィニヨン・ブランの柑橘の香りが全体の味をすっきりとまとめてくれます。


Luna Estateソーヴィニヨン・ブランと和食の相性

Luna Estate ソーヴィニヨン・ブランは、
柑橘の香りと爽やかな酸味が料理の味を優しく引き立ててくれる白ワインです。

今回合わせた料理では、
それぞれが違った方向からワインの魅力を際立たせてくれました。
昆布締めの旨みには華やかさが加わり、肉料理には爽やかさが添えられ、
焼き野菜の香ばしさとは自然に調和します。

料理のジャンルを問わず、
“味をすっきりまとめてくれる白ワイン”として食卓でとても使いやすい一本だと感じました。


まとめ

✨Luna Estate ソーヴィニヨン・ブランは、
軽やかさの中にほどよい華やかさがあり、また飲みたくなる魅力のある白ワインでした。

今回は和食と合わせましたが、揚げ物や魚介料理、味付けのシンプルな肉料理など、
幅広いジャンルの料理にそっと寄り添ってくれる万能さがあります。

気軽な日にも、ちょっと特別な食卓にも使いやすい一本なので、
ソーヴィニヨン・ブランが好きな方にはぜひ試してほしいワインです。

※ワインの紹介は二十歳以上の方を対象としています。
お酒は二十歳になってから、ゆっくりとお楽しみください。