初めてリスボンへ行く前に、どんな街なのか少しだけ知っておきたい——。
そんな気持ちで調べ始めたら、治安、気候、物価、行き方、写真スポットまで、
“今のうちに知っておくと安心”な情報がたくさん見えてきました。
私はまだリスボンに行ったことはないけれど、
旅行の予習をするほどわくわくが増えていく街だと感じています。
やわらかい光の入り方、海風、坂のある景色、食べたい名物料理……。
実際に歩くその日のために、今の段階で知れたことをまとめました。
このページでは、
**初めてのリスボン旅を安心して迎えるための“完全予習ガイド”**として、
治安・気候・行き方から物価、写真映えスポット、簡単なポルトガル語まで、
事前に知っておいてよかった情報をやさしく整理しています。
「これだけ読んだら、リスボンが少し近く感じる」
そんなガイドになれば嬉しいです。

リスボンってどんな街?治安・雰囲気・気候を先に知っておこう
リスボンの治安は?観光地で気をつけたいポイント
リスボンの治安について調べてみると、
全体的には「ヨーロッパの観光地としては歩きやすいほう」という印象を持ちました。
私自身、ヨーロッパではイタリアとスイスに行ったことがあるのですが、
調べた限りでは、治安の“傾向”はイタリアとかなり近いと感じています。
■ 観光地ではスリや置き引きが多い
(イタリアと似たタイプ)
リスボンの治安でよく言われるのは、
暴力事件よりもスリ・置き引きといった観光客狙いの軽犯罪が多いという点。
これはローマやミラノなど、
イタリアの大都市の観光地とほぼ同じ感覚です。
とくに気をつけたい場所は:
- 28番トラム(混雑で荷物に注意)
- ロシオ駅・サンタ・アポロニア駅周辺
- バイシャやアルファマなど観光客が多いエリア
荷物から少しでも手を離すと狙われやすいので、
バッグはチャック付き、スマホはポケットに入れっぱなしにしないなど、
イタリア旅行のときに自然とやっていた対策をそのまま意識すれば十分。
■ 地下鉄や電車では
“自分の持ち物に気をつける”のが基本
地下鉄や電車では、
リュックは前に抱える、ファスナーを閉める、ドア付近で周囲に注意する
といった、イタリアでもよくやるような“観光地の基本ルール”がそのまま通用します。
逆に言えば、
そのくらいの注意で大体トラブルを避けられるレベルとも言えるので、
必要以上に怖がらなくても大丈夫。
■ 夜の治安は場所を選べば歩きやすい
夜のリスボンは観光地周辺は明るくて歩きやすい一方、
坂道が多くて細い路地も多いので、
イタリアの旧市街を歩くときと同じ感覚でエリア選びをすると安心です。
避けたい場所として名前が挙がるのは:
- マルティン・モニス駅周辺(遅い時間は人が減る)
- 大きな公園周辺の暗い道
レストランが並ぶエリアや表通りであれば、
夜でも比較的落ち着いて歩けるようです。
まとめ:イタリア旅行の経験があるなら想像しやすい治安レベル
リスボンの治安を一言でまとめると、
「観光地として普通に安全。
イタリアと同じくらいの感覚で、スリと荷物管理だけ気をつけておけばOK」
という印象です。
実際にヨーロッパに行ったことのある人ほど、
「あのイタリア旅行の注意点をそのまま思い出せばいい」
と感じると思います。
夏のリスボンの気候と服装の目安
夏のリスボンは、調べてみるとカラッとしていて過ごしやすいという声がとても多いです。
湿気の多い日本の夏と違って、同じ30℃でも体感がまったく別。
ただし、日差しはかなり強めなので、服装選びはポイントがあります。
■ 夏のリスボンは「暑いけど、風が気持ちいい」気
● 気温の目安
- 最高気温:27〜30℃前後
- 最低気温:18〜20℃
- 湿度:低めでカラッとしている
- 風:海からの風がよく吹くので、日陰はひんやり
日中はしっかり夏ですが、
朝晩は半袖1枚だと少し肌寒いこともあるようです。
光が強く、空が抜けるように青い街なので、
写真好きの人は午前・夕方の光が特に美しいと評判。
■ 服装の目安:基本は“日本より軽め”、ただし日除けは本気で
● 日中の服装
- 半袖トップス、ワンピース、薄手シャツ
- 動きやすいスニーカー(坂と石畳が多い)
太陽の光が強いので、紫外線対策をしながらも軽めの服装が快適です。
● 夜・朝の服装
- 薄手のカーディガン
- 長袖シャツや羽織れるアイテムを1枚
昼と夜の気温差があるので、1枚羽織れるものがあると安心。
● 日差し対策は必須
リスボンの夏はとにかく日差しが強く、写真が綺麗に撮れる一方で、肌がすぐ焼けるレベル。
- 帽子(飛びにくいもの)
- サングラス
- 日焼け止め(汗にも強いタイプ)
これらは必須アイテム。
■ 靴選びはとても重要(坂 × 石畳の街)
リスボン全体が坂だらけで、
石畳(カラサーダ)が滑りやすい場所もあります。
- スニーカー
- クッション性のあるサンダル(歩きやすいもの)
**「見た目より歩きやすさ重視」**で選ぶのがコツ。
サンダルの場合は底が薄いタイプだと疲れやすいので注意。
■ まとめ:夏のリスボンは“歩くのが楽しい季節”
強い日差しと青い空、涼しい海風。
日中は夏らしく、朝晩は少し涼しい。
軽めの服装+しっかり日除け、歩きやすい靴があれば快適に過ごせます。
写真・街歩き好きにはベストシーズンと言える気候です。
日本からリスボンへの行き方|最安ルートと所要時間を解説
日本からの直行便はある?
おすすめの経由地(ドバイ・イスタンブール・パリ)
私がGoogleフライトで実際に調べたところ、
日本からリスボンへの航空券は だいたい14万〜26万円ほど。
時期にもよりますが、20万円前後が平均という印象でした。
乗り継ぎ地は
イスタンブール、ミュンヘン、ヘルシンキ、ドバイ
あたりが特に安く出やすく、
検索していてもこの4つがよく表示されます。
- イスタンブール:最安が出やすい
- ミュンヘン:便数が安定していて使いやすい
- ヘルシンキ:日本から比較的近くて乗り継ぎが楽
- ドバイ:移動時間は長めだけど快適でコスパ良い
実際に探してみて、
“安さならヨーロッパ経由、快適さなら中東系”
という傾向も感じました。
飛行時間の目安と乗り継ぎのコツ
直行便がないため、
日本からリスボンまでは乗り継ぎ1回でだいたい18〜24時間前後が目安になります。
乗り継ぎ地や待ち時間によって2〜3時間ほど変わります。
■ 主なルート別の所要時間
- ミュンヘン経由(ルフトハンザ)
日本 → ミュンヘン:11〜12時間
ミュンヘン → リスボン:3時間
合計:18〜20時間 - イスタンブール経由(ターキッシュ)
日本 → イスタンブール:12時間前後
イスタンブール → リスボン:4時間半
合計:19〜22時間 - ヘルシンキ経由(フィンエアー)
日本 → ヘルシンキ:10〜11時間
ヘルシンキ → リスボン:4時間半
合計:18〜21時間 - ドバイ経由(エミレーツ)
日本 → ドバイ:10〜11時間
ドバイ → リスボン:8時間
合計:20〜24時間
乗り継ぎをスムーズにする3つのコツ
長距離フライトでは、乗り継ぎが旅の疲れ方を大きく左右します。
特にリスボンは直行便がないため、乗り継ぎのしやすさ=快適さにもつながります。
① 乗り継ぎ時間は「2〜4時間」が理想
短すぎると乗り遅れリスクが高く、
長すぎると空港で体力を消耗します。
- 最低ライン:1時間半
- 理想:2〜4時間
- 5時間以上:ゆっくり休みたい人向けContact
特に大きい空港(パリ、フランクフルト、イスタンブール)は移動に時間がかかるため、
2時間以上あると安心感が違います。
② 一つの航空会社(または同じアライアンス)で揃える
ANA系列(スターアライアンス)、
JAL系列(ワンワールド)など
アライアンスを合わせると案内がスムーズで、遅延時の対応も安心。
例:
- スターアライアンス:ルフトハンザ、ターキッシュ
- ワンワールド:フィンエアー
「別会社 → 別会社」の乗り継ぎは安くなることがあるけど、
初心者はあまりおすすめしない。
③ 空港の“わかりやすさ”で選ぶ
初めての長距離旅ほど、空港がシンプルなほうが安心。
- ヘルシンキ:迷いづらく、乗り継ぎが簡単
- ミュンヘン:動線がきれいでストレスが少ない
- ドバイ:広いけれど案内がわかりやすく、休める場所が多い
(私はスイス旅行で利用したとき、足を伸ばせるベンチが多くて快適でした)
この3つは初心者でも不安が少なく、
リスボン行きとしても使いやすい乗り継ぎ地です。
空港から市内への行き方|最安・最速のおすすめはどれ?
リスボン空港(ポルテラ空港)は、市内中心部からとても近く、
アクセスがわかりやすいのが嬉しいポイント。
到着後は、地下鉄・バス・タクシー・配車アプリの4つが主な移動手段になります。
それぞれの特徴をまとめるとこんな感じです。
■ 最安:地下鉄(メトロ)
料金:1.65〜2€前後(約270〜330円)
所要時間:20〜25分
空港から「レッドライン」という地下鉄が直結していて、
市内中心部(サン・セバスティアン、バイシャ方面)まで1本で行けます。
- 安い
- わかりやすい
- 運行間隔も短い
という3拍子揃った移動手段。
ただし、時間帯によっては混むのでスリ対策は必須。
■ 最速:タクシー or Uber
料金:12〜20€(約2,000〜3,500円)
所要時間:15〜20分
荷物が多いときや、深夜・早朝に到着する場合は
**タクシーか配車アプリ(Uber/Bolt)**が一番ラクで速い手段。
- 乗り場がわかりやすい
- 目的地まで直行で安心
- 料金は日本より少し安いくらい
特に女性ひとり旅や初めてのヨーロッパで不安がある人には、
到着初日はタクシーが圧倒的におすすめ。
■ どれを選ぶべき?(結論)
最安なら地下鉄。
最速&安心ならタクシー・Uber。
荷物が多い人はバス or タクシー。
リスボンは空港が近いので、
「値段重視か、ラクさ重視か」で選ぶだけでOKな都市です。
中心部まではどの手段も30分以内に着くので、
初めてでも移動しやすい印象でした。
絶対に行きたい観光地とエリア別の特徴
リスボンは、丘と海に囲まれた明るい街。
エリアごとに雰囲気がガラッと変わるので、
「どこを歩くか」だけで旅の印象が大きく変わります。
まずは、旅行者に人気の主要エリアと、その中でも“絶対に行きたいスポット”をまとめました。
■ ① バイシャ(Baixa)
リスボンの中心で、観光のスタートに最適なエリア。
▶ 特徴
- 大通りがまっすぐで歩きやすい
- お店・レストランが多く、昼も夜もにぎやか
- 地下鉄・路面電車のアクセスが良い
▶ 絶対行きたいスポット
- コメルシオ広場(黄色の門とタイルが美しい海辺の広場)
- サンタ・ジュスタのエレベーター(街を見渡す展望スポット)
迷ったらまずここから歩くと、リスボンの雰囲気がつかめます。
■ ② アルファマ(Alfama)
石畳と路地が続く、リスボンで最も“絵になる”旧市街。
▶ 特徴
- 迷路のような細い道
- カラフルな家、洗濯物、路面電車…写真映えの宝庫
- 丘の上に向かうほど眺望が美しい
▶ 絶対行きたいスポット
- サン・ジョルジェ城(街と川を一望できる丘の上の城)
- セ大聖堂(路面電車が走り抜ける象徴的な場所)
写真好きなら 朝のアルファマ散歩が最高に気持ちいいはず。
■ ③ ベレン(Belém)
大航海時代の名残が残る、世界遺産エリア。
▶ 特徴
- テージョ川沿いで空が広い
- 歴史的な建造物が多い
- パステル・デ・ナタ発祥の名店がある
▶ 絶対行きたいスポット
- ジェロニモス修道院(象徴的な白い回廊)
- ベレンの塔(夕暮れが美しい川辺の塔)
- パステイス・デ・ベレン(本場のあつあつエッグタルト)
観光の“満足度が高い”エリア。
■ ④ バイロ・アルト(Bairro Alto)
昼と夜で顔が変わる、おしゃれエリア。
▶ 特徴
- 昼は静かで、雑貨屋やカフェが点在
- 夜はバーが多く、人が集まる
- 街の高台で景色が良い
▶ 絶対行きたいスポット
- ミラドウロ(展望台)・サンペドロ・デ・アルカンタラ
- グロリア線のケーブルカー
雑貨とカフェ好きにおすすめ。
■ ⑤ パルケ・ダス・ナソンイス(Parque das Nações)
近未来的で、リスボンの新しい魅力が詰まったエリア。
▶ 特徴
- 海に近く、広々としていて歩きやすい
- 近代建築が多く、中心街とは雰囲気がまったく違う
- 水族館が巨大で有名
▶ 絶対行きたいスポット
- リスボン・オーシャンリウム(世界最大級の水族館)
- 川沿いのプロムナード散歩
リスボンの“青と白の世界”とは別の魅力が楽しめる場所。
■ まとめ:まずは中心(バイシャ)と旧市街(アルファマ)へ
リスボン初心者なら
① バイシャ(中心部)
② アルファマ(旧市街)
を抑えておけば、リスボンらしさをしっかり感じられます。
川沿いのベレン、夜のバイロ・アルト、近未来的なパルケなど、
好みに合わせてプラスすると旅がもっと充実します。
絶対食べたい名物料理とおすすめグルメ
リスボンは海に面した街で、魚介料理のレベルがとても高いことで有名。
さらに、ポルトガルは “素朴でしみじみ美味しい料理” が多い国なので、
食事は旅行の満足度を左右するポイントになります。
ここでは、調べていて「これは絶対に食べたい!」と思った
ポルトガルの定番グルメをまとめました。
■ ① バカリャウ料理(Bacalhau)
ポルトガルの国民食。干しダラを使った伝統料理。
ポルトガルには“バカリャウ料理は365種類ある”という言葉があるほど、
家庭からレストランまで幅広く食べられています。
▶ 絶対食べたい一品
- バカリャウ・ア・ブラス(Bacalhau à Brás)
細切りポテト+卵+干しダラを炒めた、ふわふわ食感の名物料理。
日本人にも食べやすくて、口コミ評価が高い一皿。
リスボンで夏に一番人気の魚料理がイワシの塩焼き(Grilled Sardines)。
シンプルに焼いただけなのに、ふっくらして香りが良いと大評判。
■ ② サーディン(Sardinha)|イワシのグリル
- 塩とオリーブオイルで食べる王道スタイル
- 街中のレストランから屋台までどこでも見つかる
“日本の家庭料理と地中海料理のいいところどり”のような味で、
日本人はかなり好きなはず。
■ ③ アローズ・デ・マリスコ(Arroz de Marisco)
ポルトガル版のリゾット × ブイヤベース。
魚介の旨みが濃厚で、
「ポルトガルで一番好きだった料理」と言う旅行者が多い名物。
- 海老・ムール貝・アサリなどがたっぷり
- 少しスープ多めのリゾットのような料理
日本の雑炊にもどこか通じる優しさがあり、
旅行中の“癒しごはん”にもなる。
■ ④ パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)
絶対に外せない、ポルトガルのエッグタルト。
外はパリッ、中はとろとろで、
“焼きたて”を食べると衝撃的に美味しいといわれます。
▶ 行くべきお店
- パステイス・デ・ベレン(Belém)
エッグタルト発祥の老舗で、ここは別格。
甘いものが得意じゃなくてもハマる人が多いらしい。
■ ⑤ フランセジーニャ(Francesinha)
本来はポルトの名物だけど、リスボンでも食べられるボリューム系料理。
パン×肉×チーズ×特製ソースが重なった“罪深いサンドイッチ”。
「一度は食べてみてほしい系」のがっつり飯。
ポルトガルのワインを楽しむための予習
ポルトガルは、実はヨーロッパの中でもワインのレベルがとても高い国。
観光で行くとどうしても料理や街並みのイメージが先に来るけれど、
ワイン好きなら一度は飲んでほしい銘柄がたくさんあります。
旅行前に少しだけ特徴を知っておくと、
現地のレストランやスーパーでの“選ぶ時間”がもっと楽しくなるはずです。
■ ① ポルトガルワインの基本特徴
✔ 柑橘や白い花の香りが強い、爽やかな白ワインが得意
海に面している国なので、
軽やかで塩気のある魚介と相性のいい白が多いのが特徴。
日本人が飲みやすい味が多い。
✔ 赤ワインは果実味しっかり&まろやか
スペインほど重くなく、イタリアほど酸味が強すぎず、
“飲みやすいけど満足感がある”絶妙なバランス。
ワインが好きなあなたなら、このあたりは相性が良いはず。
■ ② 絶対おさえたい主要産地(これだけ知っていればOK)
◎ ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)
ポルトガル白の代表格。
“緑のワイン”という意味で、微発泡の軽やかさと柑橘の香りが特徴。
- とにかく爽やか
- すいすい飲めて暑い日に最高
- 魚介、サラダ、軽い前菜と相性抜群
リスボンのレストランで一番お世話になる白かも。
◎ アレンテージョ(Alentejo)
ポルトガルで今、一番注目されているワイン産地。
- 白:なめらかで華やか
- 赤:果実味しっかり、余韻はやわらかい
“コスパ最強”といわれるワインが多く、
スーパーでもハズレが少ないのが魅力。
◎ ドウロ(Douro)
世界的に有名な産地。ポートワインの生まれ故郷。
- 赤は力強くてスパイシー
- 白はミネラル感が綺麗で食事に合わせやすい
「しっかりした赤」が好きな人にもおすすめ。
■ ③ 現地で試してほしいワインのタイプ
旅行中にまず飲んでほしいのはこの3つ。
✔ 微発泡 × キリッと爽やか
ヴィーニョ・ヴェルデ
→ 暑い日にぴったり。1本10€前後で買える。
✔ まろやかで果実感ある白
アレンテージョ白
→ 魚介料理と相性抜群。クセも少なく飲みやすい。
✔ ミディアム〜しっかり系の赤
ドウロ赤
→ グリル料理やタパスとよく合う。
日本では入手しづらい銘柄が多いので、
現地で飲む価値がしっかりあるワインばかり。
■ ④ レストランでの選び方のコツ
✔ ハウスワイン(Vinho da Casa)は意外と当たり
カラフェで頼む“店のワイン”が驚くほど美味しいことも。
値段も安くて気軽に試しやすい。
✔ 魚介なら「Vinho Verde」か「白:Branco」
どこの店にも白は揃っていて、ハズれにくい。
✔ 少し迷ったら「アレンテージョ」
ポルトガル旅行者の口コミでも
「アレンテージョ外れなかった」とよく言われるほど安定。
■ ⑤ スーパーで買うならここを見る
リスボンはスーパーのワインが安くて美味しい国。
▶ 選ぶときのチェックポイント
- 産地(Vinho Verde / Alentejo / Douro)
- 価格帯は5〜10€が最も安定
- 白は冷蔵棚、赤は常温棚に多い
ホテルで軽く1杯飲むのもいいし、お土産に1本買うのも楽しい。
■ まとめ:ポルトガルは“白ワイン天国”。旅行前に軽く予習するともっと楽しめる
ヴィーニョ・ヴェルデ(爽やか)
アレンテージョ(飲みやすい白・果実味赤)
ドウロ(しっかり赤)この3つを知っているだけで、
現地のワイン選びが一気に楽になる。
リスボンは料理も魚介中心なので、
軽やかな白ワインとの相性が抜群。
ワイン好きなら、
「料理と合わせて何を飲もう?」という時間もリスボン旅行の楽しみになるはず。
写真映えするおすすめスポット
リスボンは、光と色のきれいな街。
白い石畳、パステルカラーの建物、路面電車の黄色…。
どこを歩いても写真に残したくなる景色があって、
“撮る旅”が好きな人にはたまらない場所です。
ここでは、調べてみて「ここは絶対に撮りたい」と感じた
写真映えスポットをまとめました。
■ ① アルファマの路地 × 28番トラム
リスボンといえば必ず目にする黄色い28番トラム。
石畳の路地を抜けてくる姿は本当に絵になると評判です。
写真ポイント
- 朝の柔らかい光だと影がやさしく撮れる
- トラムの黄色と家並みの淡い色が相性抜群
- 路地のカーブから現れる瞬間が狙い目
■ ② サンタ・ジュスタのエレベーター(展望台)
リスボン中心部を高い位置から見下ろせる展望スポット。
夕方の光が街全体にやわらかく当たって、とても美しい。
写真ポイント
- 赤い屋根がずっと続く街並みを上から撮れる
- 夕景〜夜景のブルーアワーが特におすすめ
- 手すり越しで広角レンズが活きる
■ ③ コメルシオ広場(黄色のアーチ × 海)
リスボンの象徴的な大広場で、
黄色い建物、アーチ、青い空、海の組み合わせがとにかく映える。
写真ポイント
- 晴れた日のコントラストが最強
- 人が少ない午前が撮影チャンス
- 広角で“広さ”を出すと綺麗
■ ④ ベレンの塔(夕暮れのマジックアワー)
テージョ川沿いに立つ白い塔。
夕暮れの光が建物に反射して金色に染まる瞬間が特に美しいと言われます。
写真ポイント
- 夕焼け〜日没直後の空の色が変わる時間帯がベスト
- 水面に映るシルエットをねらうと雰囲気が出る
- 三脚なしでも撮りやすい
■ ⑤ LX Factory(アートな街角)
倉庫跡地を改装したカルチャーエリア。
壁画やおしゃれなカフェが多く、“ちょっと違う雰囲気を撮りたい”人向け。
写真ポイント
- カラフルなウォールアート
- 工場跡の鉄骨 × 緑の組み合わせ
- カフェの内装も写真映え
■ ⑥ ミラドウロ(Miradouro)=展望スポット
リスボンには“ミラドウロ”と呼ばれる展望スポットが点在します。
どこも街と海を一望できる開放的な眺めが魅力。
特に人気なのは:
◎ ミラドウロ・ダ・セニョーラ・ド・モンテ
リスボン最大級のパノラマ景色。
夕焼けがとにかく美しい。
◎ ミラドウロ・サンタ・ルジア
アルファマの赤い屋根と海を一緒に撮れる王道スポット。
■ ⑦ パルケ・ダス・ナソンイス(近未来 × 海)
中心街とは違う、現代的でクリーンな雰囲気のエリア。
青い海と白い建物が爽やかに撮れる。
写真ポイント
- ケーブルカーと海の組み合わせ
- 直線的な建築 × 水辺の反射
- 光が強い日ほど綺麗に写る
■ まとめ:リスボンは“光が美しい街”。午前と夕方が勝負
午前のやわらかい光、
夕暮れのゴールデンアワー、
夜の青い光。
この3つの時間帯を意識するだけで、
リスボンの写真はぐっと雰囲気が出ます。
リスボンの物価
リスボンの物価は、
ヨーロッパの中では比較的安めで、東京より少し安い〜同じくらいという印象です。
レストラン・カフェ・交通費はポルトガルが得意な分野で、
旅行者にとって“コスパが良い都市”と言われています。
調べてみて感じた、旅行者が知っておくと便利な物価の目安をまとめました。
■ 食費(レストラン・カフェ)
✔ カジュアルなレストラン(地元感のある店)
- メイン:10〜15€
- ワイン1杯:3〜5€
- デザート:2〜4€
→ 合計15〜20€くらいでしっかり食べられる
※ 日本のランチ2回分くらいのイメージ。
✔ ちょっと良いレストラン
- メイン:15〜20€
- 前菜:5〜8€
- グラスワイン:5〜7€
→ 1人 25〜35€
料理が美味しい国なので、このくらいでも満足度は高い。
✔ カフェ
- コーヒー(エスプレッソ):1€前後
- カプチーノ:1.5〜2€
- パステル・デ・ナタ(エッグタルト):1〜2€
→ カフェはとにかく安い!
日本の半分くらいの価格感。
■ 交通費
✔ 地下鉄・バス
1回:1.65〜2€
1日券:6.80€前後
観光地は近いので、交通費はかなり安く済む。
✔ タクシー・Uber
空港 → 中心部:12〜20€
市内の短距離:4〜7€
→ 日本より圧倒的に安い。
グループ旅行だと特にコスパ良い。
■ 観光スポットの料金
有名スポットは日本と同じくらいか、少し安い。
- ジェロニモス修道院:10€
- ベレンの塔:8€
- サン・ジョルジェ城:10€
- サンタ・ジュスタのエレベーター:5.30€
→ 1スポットあたり1,000~1,600円くらいのイメージ。
■ スーパー・お土産の物価
✔ スーパーのワイン
5〜10€のレンジが特に充実(800〜1,500円)
→ “安くて美味しい”が手に入る国。
パン・フルーツ・チーズも日本より安いので、
軽くホテルで食べる人は節約できる。
■ 1日の予算の目安(観光旅行の場合)
- 節約め:30〜40€
(カフェ+軽食+地下鉄+スーパー) - 普通の旅:50〜70€
(レストラン1回+カフェ1回+交通+観光) - ちょっと贅沢:80〜100€
(ワインも飲んでしっかり食べる日)
→ 東京で過ごす1日よりやや安いイメージ。
■ まとめ:リスボンは“欧州の中では手頃”で過ごしやすい物価
外食が高すぎない・交通費が安い・カフェも気軽。
食べる旅、歩く旅がしやすい都市。
スペインやフランスより財布に優しいので、
“食べたいものを我慢しない旅”ができるのも嬉しいポイント。
必要な持ち物&変換プラグ
リスボン旅行は、ヨーロッパのなかでも荷物の難易度が高くありません。
ただし、日本とはコンセントの形が違うので、変換プラグと充電周りの準備は必須。
ここでは「最低限これがあればOK」という持ち物をまとめました。
■ 必要な持ち物(基本)
✔ パスポート・航空券(アプリ)・予約情報
ホテル、航空券、チケットはアプリ保存+スクショが安心。
✔ クレジットカード(VISA / Mastercard)
ポルトガルはカード文化が進んでいて、現金をほとんど使わなくても過ごせます。
✔ 現金(20〜50€で十分)
チップ文化はほぼなく、小銭が必要な場面も少なめ。
■ あると便利なアイテム
✔ サングラス・帽子
夏のリスボンは日差しが本当に強い。
✔ 折りたたみバッグ
スーパーでワインやお土産を買うときに便利。
✔ スリ対策バッグ
観光地ではスリが多いので、
前で閉められるバッグが安心。
■ 服装まわり(気候と坂対策)
✔ 歩きやすいスニーカー
石畳と坂が多いので、クッション性のある靴がベスト。
✔ 羽織り(朝晩用)
夏でも夜は冷える日があります。
■ 変換プラグ&電圧について(ここが一番大事)
✔ リスボン(ポルトガル)のコンセント形状
- タイプC(丸ピン2本)
- タイプF(丸ピン2本+両側に金属の爪)
→ ヨーロッパでよく使われる形。
✔ 電圧
220V(日本は100V)
✔ 日本の充電器は使えるの?
スマホ・カメラ・PCの充電器は
ほとんどが 100〜240V対応 なので、そのまま使えることが多い。
アダプターに
“INPUT: 100–240V”
と書いてあればOK。
※ ドライヤーやヘアアイロンは注意(→日本の製品はほぼNG)
✔どんな変換プラグを買えばいい?
どちらも差し込めるコンセントがほとんどなので、
「C対応」か「C+F両対応」 のアダプターなら問題なし。
■ まとめ:日差し対策だけはしっかり
リスボンは荷物が軽くて済む国。
夏は日差し対策と歩きやすい靴を準備すればOK。
言語と簡単な挨拶|英語は通じる?どれだけ話せば安心?
リスボンではポルトガル語が公用語ですが、
観光地・レストラン・ホテルでは英語がとてもよく通じます。
英語が苦手でも、最低限のフレーズさえ知っていれば
ほとんど困らない印象です。
ここでは、旅行中に使えそうな
ポルトガル語の“簡単な挨拶”だけをまとめました。
■ リスボンでの言語事情
- 若い世代を中心に英語はほぼ通じる
- カフェやレストランでも英語メニューがある店が多い
- 「Hello」や「Thank you」だけでも対応してもらえる
- ポルトガル語の発音は優しい響きで覚えやすい
イタリアより英語が通じやすいと言う人も多いので、
初めてのヨーロッパでも安心感があります。
■ 覚えておきたいポルトガル語の挨拶5つ(これだけでOK)
✔ Olá(オラ)
こんにちは / やあ
→ 一番使いやすい挨拶。英語の「Hi」感覚でOK。
✔ Obrigado / Obrigada(オブリガード / オブリガーダ)
ありがとう
→ 男性は Obrigado、女性は Obrigada と言います。
✔ Por favor(ポル・ファヴォール)
お願いします / どうぞ
→ 丁寧に頼みたいときに。
✔ Sim / Não(シン / ナウン)
はい / いいえ
→ シンプルで覚えやすい。
✔ A conta, por favor(ア・コンタ・ポルファヴォール)
お会計お願いします
→ レストランで使える便利フレーズ。
■ 発音のコツ
- ポルトガル語の r(ル音)は軽く喉の奥で息を抜く感じ
- a(ア)、o(オ)、i(イ)など母音がはっきりしていて日本人に発音しやすい
- 挨拶だけなら英語より言いやすいことが多い
深く覚えなくても、
“Olá” と “Obrigada”の2つが言えるだけで印象がやわらかくなるのでおすすめ。
■ まとめ:英語で十分+挨拶だけポルトガル語だと喜ばれる
英語はかなり通じる都市なので、
ポルトガル語の挨拶を2〜3個覚えておくだけで旅がスムーズ。
簡単な挨拶を添えると、
笑顔で返してくれたり「日本から?」と話しかけられたり、
ちょっとした交流が生まれることもあります。
まとめ|リスボン旅行の不安が消える“予習ポイント”
治安はイタリアと同じくらいで、
観光地のスリ対策さえ意識していれば、大きく怖がる必要はなさそう。
気候はカラッとしていて歩きやすく、坂は多いけれどそのぶん景色もきれいです。
日本からの移動は乗り継ぎが必要だけど、
経由地を選べば移動自体は思ったよりシンプル。
空港から市内までも短時間で、到着後の動き方がわかりやすいのも安心ポイントでした。
そして、リスボンは食と光の街。
魚介料理、バカリャウ、パステル・デ・ナタ、爽やかなポルトガルワイン…。
どれも手頃な価格で楽しめるので、
“食べる旅が好きな人”にはたまらない場所です。
写真映えする風景も多く、歩くほどに発見がある印象。
準備で大事なのは、変換プラグ(タイプC)と歩きやすい靴。
あとは日差し対策をしっかりしておけば、快適に過ごせます。
治安・気候・移動・物価・グルメ・写真スポットをざっくり予習しておくだけで、
初めてのリスボンも安心して楽しめる旅になるはず。
調べれば調べるほど魅力が見えてくる街なので、
あとは実際に歩いて、自分の目で光や色の“リスボンらしさ”を感じるだけです。