海外旅行の通信は、結論 eSIM が一番ラクで安全でした。
現地に着いた瞬間からネットが使えて、SIMを入れ替える必要もなく、日本で準備しておくだけでOK。
本記事では、初心者でも失敗しない eSIM の選び方・設定方法・実際に使った感想をまとめています。
海外旅行にeSIMが便利な理由
SIMカードとeSIMの違い
■ SIM(物理SIM)
- カード型のチップをスマホ本体に差し込んで使う通信方式。
- 乗り換えや現地SIM利用時は、カードを抜き差しする必要がある。
- 小さなカードなので 紛失リスク がある。
■ eSIM(Embedded SIM)
- スマホに最初から内蔵された デジタルSIM。
- カードの入れ替え不要。購入後、QRコードの読み取りやプロファイルのダウンロードだけで開通できる。
- 複数のプランをスマホ内に保存でき、切り替えが簡単。
- 物理的なカードがないため、紛失の心配なし。
使い勝手の比較
| 項目 | SIM(物理SIM) | eSIM |
|---|---|---|
| 開通の手間 | 現地で買う→差し替え | 日本で事前購入 →旅行先で即使える |
| 紛失のリスク | あり | なし |
| 複数プラン管理 | SIMカードの持ち歩きが必要 | スマホ内で切り替え可能 |
| 価格 | 現地SIMは安いことも多い | eSIMは事前購入でお得なことも多い |
| 対応端末 | ほぼすべて | 近年のスマホはだいたい対応(要確認) |
海外旅行者に人気なのはどっち?
最近は断然eSIMが人気。
理由は「到着してすぐネットが使える」「買ってすぐ設定できる」「カード交換の手間なし」の3つ。
私も前回スイスとイタリアへ行った際に、eSIMを利用しました。
私が実際に購入したeSIMについて、使い勝手や選んだプランなど紹介します。
前回使ったeSIMと選んだ理由
購入したeSIMはAiralo(エアロ)
Airaloは世界で人気の旅行者向けeSIMストア。
複数国で使えるリージョンプランも豊富で、アプリで完結する手軽さが強み。
Airaloの特徴まとめ
① 世界190以上の国で使える
Airaloは対応国がとても多く、どの国へ旅行してもほぼ使える安心感があります。
ヨーロッパ周遊など複数国の旅行でも便利。
② アプリだけで購入〜設定が完結
アプリでプラン選択 → 購入 → eSIMインストールまで完了。
現地でSIMカードを買う必要なし。
③ 値段が比較的安く、プランが豊富
国別・地域別・世界共通など、用途に合わせて選べる。
ライトユーザー向けの安いプランが多いのも特徴。
④ 日本のSIMを抜かずに併用できる
Airaloはデータ通信専用なので、
日本の電話番号(SMS)を残したまま使える。
⑤ ギガの追加(トップアップ)が簡単
アプリから残量確認&追加購入がすぐできるので、
旅行中にギガ切れの心配が少ない。
実際に購入したAiraloのプラン
私がスイス・イタリア2週間の旅行で実際に購入したプランは
ヨーロッパ 30日/10GB :37USD(6.300円)
選んだ理由
- 2カ国にまたがる旅程だったため、国をまたいで使える
「ヨーロッパ地域プラン」が便利だった。 - 事前に日本で購入しておけるのが安心だった。
- 値段が他のeSIMと比較して手頃だった。
- 設定が簡単そうだった。
Airalo のメリット
良かった点
- 購入〜インストールがアプリで完結する
- 手順がわかりやすい
- 残りギガの確認が簡単
- ギガ追加(トップアップ)が楽
- 複数国で使える(旅に強い)
アプリで残りのギガ数がすぐに確認できるのは、ギガを節約したいときに本当に便利でした。
旅程の残り日数と相談しつつ使い方を調整したことで、10GB以内に収められたのも嬉しかったです。
Airalo のデメリット
気になった点
- 日本で動作確認できないため不安があった
- 現地でネットにつながるまで数分タイムラグがあった
- 空港到着直後にすぐ使う場合は注意
実際に現地に到着したとき、通信が繋がるまで少し時間がかかりました。
空港に着いてすぐ電車で移動したかったのですが、時刻表やユーレイロパスのアプリを開きたかったので、その数分のタイムラグに少しヤキモキしました。
eSIMの設定方法
- 旅行に行く国から、1カ国、複数国などの場所を選ぶ。
- 有効な日数と、ギガ数(1GB〜無制限)を選ぶ。
- 購入後、インストールしておくと現地で使える。
eSIMを使うときの注意点
スマホがeSIM対応か確認
- 通話はできない(データ通信専用)
- プランの有効期限と開始タイミングに注意
- APN設定が必要な国がある
- eSIMを消すと再インストール不可
- 国によってはテザリングできない場合あり
通信量を節約するコツ
Googleマップをダウンロードしておく
海外旅行中は、なるべくデータ通信の消費を抑えたいので、私はいつも Googleマップを事前にオフライン保存しています。
今回もAiraloのeSIMを使う前に、
旅行先の街、ローマやチューリッヒなど、行く予定の地域をダウンロードしておきました。
オフラインマップを保存しておくと、
- ギガをほとんど使わずに地図が見られる
- 電波が弱いエリアでも道に迷わない
- eSIMの通信トラブルが起きても安心
と、とにかくメリットが多いです。
特にヨーロッパの旧市街は細い路地が多いので、
地図がすぐ開けると移動がかなり快適でした。
Airaloは追加のデータ容量を購入できますが、追加費用を抑えるのに
地図アプリのオフライン保存と併用するのが節約のコツです。
ヨーロッパのWi-Fi事情
ヨーロッパは日本よりも公共Wi-Fiが発達していて、
ホテルはもちろん、イタリアの高速列車フレッチャロッサの車内でもWi-Fiが使えました。
移動中もネットにつながることが多く、思っていたよりギガを節約しやすかったです。
私は今回、2週間で10GBのプランを購入していて、
「足りるかな…?」と少し不安だったのですが、
- ホテルやカフェではWi-Fiを優先して使う
- 地図はオフライン保存しておく
- 写真のアップロードはWi-Fiのある場所でまとめて行う
など、ギガを使いすぎないよう気をつけていたので、
追加容量を買う必要はありませんでした。
旅行中は思ったよりギガが減らず、
10GBでも十分に快適に過ごせたと感じています。
まとめ|海外旅行はeSIMで快適に
海外旅行の通信手段として、eSIMは本当に便利でした。
購入から設定までアプリで完結し、現地に到着してすぐネットが使える安心感は大きかったです。
特にAiraloは、
- 世界中で使える
- アプリが使いやすい
- 残りギガの確認が簡単
- ギガの追加もしやすい
という点で、初めてのeSIMでも扱いやすく感じました。
不安だったのは「日本で動作確認ができない」点ですが、
一度つながればその後の旅行中はずっと快適。
Wi-Fiやオフラインマップを併用すれば、10GBでも十分に過ごせました。
海外旅行で「できるだけ手間を減らしたい」「SIMカードの差し替えが面倒」という方は、
eSIMを使ってみると、移動も観光もぐっと楽になります。