「辛口ってどのくらい辛いの?」
「買ってみたけど、好みに合わなかった…」
「説明を読んでも結局どんな味かわからない」
初めて白ワインを選ぶとき、そんなふうに感じたことはありませんか?
この記事では、白ワイン初心者の方がなるべく失敗せずに“自分に合う一本”を見つける方法を紹介します。
白ワインをまだ飲み慣れていない方も、この記事を読めば「これなら試してみよう」と思えるはずです。
白ワインでいう「辛口」「甘口」は、料理の“辛い・甘い”とは少し違います。
ポイントは、「ブドウの糖分がどれだけ残っているか」。
🍑 甘口ワイン
ブドウの糖分が少し残っているタイプ。
フルーティーでやさしい甘さがあり、果実の香りが豊か。
例:リースリング(やや甘口)、モスカートなど。

🍋 辛口ワイン
ブドウの糖分がほとんど発酵でアルコールに変わったタイプ。
甘さが控えめで、すっきり・爽やか。料理と合わせやすいのが特徴。
例:ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリージョなど。

私も最初、“辛口”って辛いんだと思ってました。
でも実際は、甘さが少ないからこそ香りやバランスを感じやすい。
そこから「ワインって香りで味わうものなんだ」と気づきました。
辛口・甘口」は“正解”ではなく、“自分が心地いい方向”を見つけるためのもの。
ワイン選びは、好みを知ることから始まります。
② ワインを選ぶ前に、“自分の味覚”を思い出してみよう
ワインを選ぶ前に、一度“自分の味覚”を思い出してみましょう。
普段どんな食べ物や飲み物が好きですか?
自分の味覚を知るヒント
- フルーツジュースやスイーツが好き → 甘口タイプが合うかも
- 炭酸水や柑橘系のドリンクが好き → スッキリした辛口タイプ
- カフェラテやグラタンなどが好き → コクのあるタイプ
| 好きな味覚タイプ | 普段の好み | 合いやすい白ワイン |
|---|---|---|
| 🍋すっきり系 | 緑茶、レモン、刺身、ハーブ系料理 | ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリージョ |
| 🍑フルーティー系 | 桃、りんご、カクテル、フルーツティー | リースリング(やや甘口)、シャルドネ(軽め) |
| 🥜コクのある系 | ナッツ、バター、グラタン、チーズ | シャルドネ(樽熟成タイプ) |
どのタイプが一番しっくりきましたか?
普段の食べ物や飲み物の“好き”をヒントに選ぶと、
自分の味覚に合いやすいワインが見つかりやすくなります。
特に、ブドウの品種をこの表のタイプから選ぶと失敗しにくいですよ。
④ どこで買えばいい?
最初の1本は、1,000〜2,000円くらいで十分。
スーパーやカルディ、Amazon、楽天市場など、手に入りやすいお店でOKです。
いつも利用しているお店のほうが、安心して選びやすいです。
ただ「確実に美味しい1本」を求めるなら、エノテカのような専門店もおすすめ。

以前私が好きなクラレンドル・ブランという白ワインをエノテカとカルディで購入したことがあります。
同じ白ワインでしたが管理の仕方の差か、正直エノテカで購入した時の方が美味しかったです。
値段はカルディの方が安かったですが。
⑤ もし「好みじゃなかった」と感じたら
買ってみたけど好みじゃない、ワインは品種や産地で様々な味わいがあります。
なので、同じ品種でも違う産地のものだと全然味わいや香りが違ったり
その分、出会ったことのない味、好みにドンピシャだと感動することもあります。
好みじゃないワインの対処法
- 酸味が強い → よく冷やして
- 甘すぎる → ジンジャエールで割る
- コクが強い → オレンジジュースでミモザ風に
好みじゃないワインに出会うこともあります。
でも、それは“自分の好きな味を見つける”ための大事なステップ。
⑥ まとめ|“わからない”から“好き”になるまで
ワイン選びは、“正解を探すこと”ではなく、“自分の好みを知ること”。
自分の味覚を知ると、白ワインの世界がぐっと広がります。
普段の食事がもっと楽しくなり、生活にも小さな豊かさが生まれる。
それが「自分の好みを言葉にできる」ことの魅力です。
ここまで読んで「もっと知りたい」と思った方は、
次の記事で“品種別の特徴”や“おすすめの選び方”も紹介しています。