私はずっと、白ワインって種類が多いし、
「どうやって選べばいいのかよくわからない」と思っていました。
この記事では、かつての私のように
「白ワインを買っても美味しいと思えない」
「どれを選べばいいかわからない」
という人に向けて、
自分に合う白ワインを見つけるための考え方と選び方をまとめています。
私はソムリエでもワインの専門家でもありません。
でも、**「白ワインが苦手だった人間が、いまは白ワインが好きになった」**という
リアルな経験があります。
実際に飲んで失敗したり、驚いたりしながらわかった
“味の傾向”や“選び方のコツ”を、
同じ立場の人に向けて、わかりやすく書いています。
💡 この記事を読めば、
「白ワインって難しそう」と感じていた人でも、
少しずつ自分の“好きな一本”を見つけられるようになります。

「白ワインって美味しい?」
正直に言うと、私はずっと「白ワインってよくわからない」側の人間でした。
スーパーで買ってみても美味しいと思えず、結局ジンジャエールで割って飲んでいたくらいです。
お酒はもともと甘いカクテルが好きだったので、「白ワインも甘口が自分に合うのかな」と思っていたけれど、
甘口の白ワインってあまり売っていないし、正直どれを選べばいいかもわからなかった。
小さなイタリアンで出会った「美味しい白ワイン」
小さなイタリアンで出会った「美味しい白ワイン」。
初めて「白ワインって美味しい!」と思ったのは、意外にも“辛口”タイプでした。
お店の人がワインの説明をしてくれて、それを聞きながら飲んだときに、
「美味しさって甘さだけじゃなくて、香りとかバランスにもあるんだ」と気づいたんです。
そこから一気に白ワインが気になる存在に。
辛口と甘口の違いとか、ブドウの種類ごとの特徴を調べていくうちに、
少しずつ「自分の好きな味」がわかってきました。
でも、最初から好みを見つけるのって難しそうだし、
「いろいろ試すのにお金かかりそう…」って思う人も多いかもしれません。
このあと、私がどうやって“自分にぴったりの白ワイン”を見つけたのか、
実際のステップを紹介していきます
白ワインの選び方|初心者が好みを見つける3ステップ
①飲んだ印象をメモしてみる
「爽やか」「フルーティー」「飲みやすい」など、感じたままの言葉でOK。
白ワインにはいろんな表現がありますが、専門用語を使う必要はありません。
自分の言葉で味の印象と、「好きだったかどうか」を一緒にメモしておきましょう。
あとから見返すと、自分の好みの傾向が見えてきます。
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もう少し詳しく“味の感じ方”を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
👉 白ワインの辛口・甘口の違いとは?味覚タイプから自分の好みを見つけよう
②味のタイプを知る
ワイン紹介サイトやソムリエのコメントで、飲んだ白ワインがどんなふうに表現されているかを調べてみます。
自分の感じた印象と、プロの表現を比べてみると面白いです。
「爽やかでフルーティー」と感じたワインが、実は“ソーヴィニヨン・ブラン”の特徴だった…なんてことも。
こうして少しずつ、自分が好きなタイプを把握していけます。
③同じタイプのワインを試してみる
美味しいと思ったワインと似た特徴のワインを選んで、いくつか試してみましょう。
また「これ好き!」と思えたら、あなたの好みはもうほぼ確定です。
そのタイプの白ワインが“あなたの定番”になります。
まとめ
最初はちょっと手間に感じるかもしれませんが、
この3ステップを繰り返すだけで、自分の「好きな白ワイン」が自然と見えてきます。
🍷私が実際に3ステップをやってみたとき
① 飲んだ印象をメモ
最初に飲んだ「ピキート・フィジー・モスカート」は
「甘くてフルーティー、軽くて飲みやすい」と感じました。
これが「甘口タイプが好きなのかも」と思ったきっかけです。
次に試した「マトゥア・ソーヴィニヨン・ブラン」は
「爽やかで香りが良いけど、甘さは控えめ。バランスがいい!」とメモ。
ここで“香りと酸味のバランス”が自分の好みだと気づきました。

② 味のタイプを知る
調べてみると、マトゥアをはじめとしたソーヴィニヨン・ブランは
“爽やかで柑橘系の香り”“すっきり辛口”という特徴があると知りました。
自分の感じた印象とぴったり一致していて嬉しかったです。
③ 同じタイプを試す
そのあと、「シレーニ」「ブリーズバレー」「ラ・プティット・ペリエール」を飲んでみたら、
どれも方向性は似ていて、やっぱり美味しいと感じました。
このあたりで「私はソーヴィニヨン・ブランが好きなんだな」と確信。

気軽に買えるお店からスタートしてみよう
最初は、カルディや成城石井のように手に取りやすいお店で、
1,000〜2,000円前後のワインから試してみるのがおすすめです。
カルディなら「フルーティー」「やや甘口」など味のタイプがわかりやすく表示されていて、
スタッフさんに聞いても気軽に教えてもらえます。
成城石井ではもう少し本格的なラインナップが多く、
ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョなど、産地や品種で選ぶ練習にもぴったりです。
いくつか飲んで「こういう味が好きかも」と感じたら、
次はエノテカやヴィノスやまざきのようなワイン専門店をのぞいてみましょう。
お店のスタッフに「爽やかで香りがいい白ワインが好き」と伝えると、
あなたの好みに合わせた1本を選んでくれます。
少し価格は上がりますが、その分、品質や香りのバランスの良さに感動できるはずです。
こうしてステップアップしながら、自分の「定番の味」を見つけていくのが一番の近道です。
✨まとめ|”わからない”から”好き”になるまで
自分の好みの白ワインを見つける過程そのものを、楽しんでみてください。
もし「ちょっと好みじゃないかも」と思うワインに出会っても大丈夫。
オレンジジュースで割ってミモザ風にしたり、
ジンジャエールで割ってオペレーターにしたり、気軽にアレンジして楽しめます。
少しずつ、自分の好みを言葉にできるようになると、
外食でも、家での食事でも、ワインを選ぶ時間がもっと特別なものになります。
白ワインを知ることは、自分の“好き”を丁寧に見つけていくこと。
香りや味わいを通して、自分だけの一本を探す時間も、きっと素敵な体験になるはずです。