暑い日が続くと、家で何を作って食べようか悩むことってありませんか。
さっぱりしたものが食べたいけれど、せっかくなら少し特別な食卓にしたい。
そんな日にぴったりなのが、
キリッと冷えた白ワインと、軽やかに楽しめる夏の料理です。
今日は、私が最近の晩ごはんで楽しんだ
「ムートン・カデ・ブラン」と天ぷらの組み合わせをご紹介します。
ワイン紹介
今日のワインはレゼルヴ・ムートン・カデ グラーヴ・ブラン。
フランス ボルドー産のミネラル感豊かな辛口白ワイン。
🍇 ムートン・カデ・ブランとは?
ムートン・カデは、フランス・ボルドーの有名ワイナリー
「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社」が造るブランドで、
“親しみやすく品質の良いワイン” として世界中で人気があります。
「レゼルヴ」シリーズはその中でもワンランク上のラインで、
より産地の個性やぶどう本来の香りが活きたつくりが特徴です。
なかでも ムートン・カデ・ブラン(白) は、
- 柑橘の爽やかな香り
- 火打石のようなミネラル感
- シャープで透明感のある酸味
が魅力の、すっきりタイプの辛口白ワインです。
▷基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 品種 | ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン |
| 産地 | フランス ボルドー |
| 香り | レモン、白桃、火打石 |
| 味わい | 豊かなミネラルとシャープな酸味 |

🍋香りと味わい
冷涼感やキリッとした酸味に、火打石のようなミネラル感がしっかりと感じられました。
この “火打石のニュアンス” はボルドーの辛口白ではよく見られる特徴で、
ワインに奥行きと落ち着いた雰囲気を与えてくれます。
香りはレモンやライムなどの柑橘が中心ですが、
空気に触れるほど白い花のような柔らかい香りも広がり、
グラスを動かすたびに印象が変わっていきます。
味わいは酸味とミネラルが前面に出るスタイルなので、
果実味豊かで丸みのある白ワインが好みの方には少しシャープに感じるかもしれません。
逆に、すっきりとしたワインが好きな方には、
雑味のないクリアな飲み心地が心地よい一本だと思います。
🥂このワインを選んだ理由
レゼルヴ・シリーズは、ムートン・カデの中でも
“より良質な区画のぶどうだけを使った特別ライン” として知られています。
そのため通常のシリーズよりも味わいに厚みがあり、
料理と合わせたときのまとまりも良い印象があります。
「柑橘系の香りが好き」「すっきり飲める白がほしい」という自分の好みを
店員さんに伝えて、特徴に合う白ワインの中から
さらに夏の食卓にも合いそうなラベルの雰囲気にも惹かれて選びました。
実際に飲んでみると、辛口ながらも香りにはふわっと華やかさがあり、
揚げ物やカルパッチョのような料理と合わせると、
ワインの酸味とミネラルが油分をきれいに洗い流してくれる組み合わせでした。
私が購入した時点で、店頭価格は 3,300円(税込)でした。
ペアリングした料理

1️⃣ホタテのカルパッチョ
● この料理について
ホタテのカルパッチョは、素材の甘みとねっとりした旨味をそのまま楽しめる前菜です。
レモンやオリーブオイルを軽く合わせることで、ホタテの甘さが引き立ち、
後味はすっきりと軽やかに仕上がります。
シンプルだからこそ、良い素材との相性が決め手になる一皿です。
✅材料
・ホタテ…6個
・ベビーリーフ…ひとつかみ
・ミニトマト…5個
・醤油、オリーブオイル、レモン汁…各大さじ1
・柚子胡椒…小さじ1/4
・塩、黒胡椒…少々
✅作り方
1 :ホタテ、ミニトマトを半分に切る
2:ベビーリーフ、ホタテ、ミニトマトを並べる
3:調味料を全て混ぜ合わせ、回しかける
2️⃣天ぷら
● この料理について
天ぷらは、素材の旨味を衣で包み込み、サクッとした食感と香ばしさが魅力の料理です。
野菜や海老など具材ごとに甘み・香り・食感が異なり、
揚げたての軽い衣がそれぞれの良さを引き立てます。
油のコクが加わることで満足感がありながら、塩だけでも食べられるほど繊細な味わいです。
✅材料
・エビ…6尾
・とうもろこし…1本
・なす…2本
・さつまいも…1/2本
・大葉…4枚
・薄力粉…1/2カップ
・片栗粉…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・冷水…75cc
・卵…1個
・揚油…適量
✅作り方
1:天ぷら粉を作る
2:エビ(油がきれいなうちに)→とうもろこし(温度を下げて)→なす(油を吸いやすいので早めに)→さつまいも(時間がかかるので中盤)→大葉(最後に短時間で)の順に揚げていきます
🍤エビのポイント
・下処理をしっかりする
・キッチンペーパーで水気をとる
・170〜180度でサッと揚げる
🌽とうもろこし
・衣はやや厚めに→粒がバラけるのを防ぐ
・まとまりが弱いので、返すときはやさしく
・160〜170度でゆっくり揚げる
🍆なす
・水にさらしてアク抜き
・水気はしっかり拭く
・160〜170度で揚げる→とろっと仕上がる
🍠さつまいも
・厚さ5〜7mm程度の輪切り
・水にさらしてアク抜き
・レンチンして下ごしらえ
・160度くらいでじっくり揚げる→甘みを引き出す
🌿大葉
・表面ツルツルの面にだけ衣をつける
・茎は切らずに持ち手にすると揚げやすい
・170〜180度で短時間で揚げる
ムートン・カデとの相性
カルパッチョの柚子胡椒のさっぱり感と、
ワインの柑橘の香りがとてもよく合いました。
香りの方向性が近い食材と合わせると、
素材の味を邪魔せず、ワインの良さも引き立つので相性がよく感じられます。
天ぷらと合わせた際は、
レモンを絞ったような酸味が衣の油をすっと流してくれて、
あと味が軽くなるのが印象的でした。
白身魚や野菜のように繊細な味わいの食材と組み合わせると、
ワインのミネラル感が旨みを引き出し、よりきれいにまとまります。
まとめ
ムートン・カデは、火打石のようなミネラル感と柑橘の酸味が特徴で、果実味は控えめなシャープな白ワインでした。
天ぷらのような料理と合わせると、酸味が口の中をすっきりと洗い流してくれます。私は果実味豊かで丸みのあるタイプが好みなので、少し鋭く感じましたが、酸味やミネラルを楽しみたい方にはおすすめしたい1本です。
※ワインの紹介は二十歳以上の方を対象としています。
お酒は二十歳になってから、ゆっくりとお楽しみください。